研究課題
(1)昨年度の研究において,サステナビリティ学を適用事例とした応用システムの評価結果に基づいて改良を行った「セマンティックデータの知的探索システム」の更なる機能拡張を行った.具体的には,インスタンスレベルの知識を探索する際に,クラスレベルの知識の一部を省略した情報提示を行うことが,領域の専門家にとって理解を助ける可能性があることが示唆されており,それを探索システムの新機能として設計,実装した.(2)昨年度に引き続き,提案手法の対象をLinked Data に準拠した形式(RDF)以外の様々な形式で公開されているOpen Dataに拡張した.CSV形式で公開されているオープンデータを対象に,既存のLinked Open Dataやオントロジーとのマッピングを行うことで,セマンティックデータとして活用できるようにする手法を開発した.(3)(1)-(2)上記の研究項目で開発した新機能を,昨年度までに開発した「オントロジーの多次元的視点管理に基づく領域横断型セマンティックデータの知的探索システム」と連携させるよう機能拡張した.(4)完成したシステムを,昨年度までに試験的に適用したサステナビリティ学領域の応用事例に再適用することで,初期版で見られた問題点が改善されたことを確認した.さらに,他領域での応用事例として,Open Dataとして公開されている行政データへ適用することで,システムの汎用性および有用性を確認した.(5)完成したシステムをWeb サイトでフリーソフトウェアとして公開し,一般の利用者に成果を還元した.
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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人工知能学会論文誌
巻: 32 ページ: -
http://doi.org/10.1527/tjsai.E-G71
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