研究課題
1.脳内神経回路のネットワークモデルに関する研究開発:脳内の解剖学的領域をコンポーネントとして定義し、コンポーネット間を有向グラフで接続し、接続した有向グラフを興奮性と抑制性の二つの活動性について表示可能とした。作成した神経回路モデルはNeuroMLで出力可能とし、再利用や拡張、編集可能とした。特にNeuroMLで定義されている複数のXSDのうち、神経回路などのネットワーク情報を定義しているNetworkMLに準拠し、脳活動コンポーネットの活動領域間をつなぐネットワークでの刺激伝達の順序を有向グラフとしてモデル化できるツールを開発した。2.脳内神経回路のネットワークの数理モデルに関する研究開発:神経回路の中の神経ネットワークの数理モデルの基礎理論には非線形データ解析理論、複雑ネットワーク理論 、複雑制御理論がある。また、神経細胞の数理モデルとして有名な数理モデルにはHodgkin-Huxley方程式があり 、シナプスの数理モデルにはkineticモデルや減衰・増強シナプスモデル等が提案されている。Neuro MLのLevel2のBiophysicsとChannelMLを用いこれらの複数のレベルの異なる脳内神経回路に数理モデルの統合記述に関する研究開発を行った。3.脳内神経回路ネットワークの4次元可視化に関する研究開発:現在の機能に加え脳回路を形成するネットワークに知覚コンポーネントを追加し、知覚刺激から認知に関係する回路とDefault Mode Networkに関する神経回路モデルの作成と4次元可視化手法に関する研究開発を行い、MRIとMRAから脳及び 脳血管の3次元形状モデルを作成し、それらに作成した神経回路のネットワークを統合した融合四次元可視化手法を実現した。
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 2件) 産業財産権 (2件)
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