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2016 年度 研究成果報告書

極限環境耐性動物クマムシの持つ高い放射線耐性を支える分子機構の解析

研究課題

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研究課題/領域番号 25281016
研究種目

基盤研究(B)

配分区分一部基金
応募区分一般
研究分野 放射線・化学物質影響科学
研究機関東京大学

研究代表者

國枝 武和  東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教 (10463879)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード放射線耐性 / クマムシ / 緩歩動物 / DNA損傷 / DNA保護 / Dsup
研究成果の概要

クマムシは高い放射線耐性を持つ動物として知られるが、その耐性を可能にする分子基盤はまったく分かっていなかった。本研究課題では、クマムシのクロマチン分画から同定された新規タンパク質Dsupに着目し、同タンパク質がC末端側領域を介してDNAに直接結合し、動物細胞の核DNA全体と共局在することを示した。さらに、Dsupを導入したヒト培養細胞では、X線照射によるDNA傷害の発生が約半分に抑制され、放射線耐性が向上することを明らかにした。本研究は、クマムシの放射線耐性に寄与するタンパク質を同定した初めての例であるとともに、クマムシの耐性が他生物に移転可能であることを明示した成果である。

自由記述の分野

極限生物学

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公開日: 2018-03-22  

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