研究課題
基盤研究(B)
ガストレーサー試験により,準好気性処分場においては底部集排水管から流入した空気が,廃棄物層を通過してガス抜き管から流出することを明らかにした。カラム実験の結果より,そのメカニズムは自然換気モデルが適合する。ガス抜き管出口のガス温度と流速が,埋立地内エアレーションの大きさの指標となることから,全国の廃棄物処分場の現状を調査した。しかし集排水管が水没していたとしても周辺のガス抜き管などから空気が流入し,出口としてのガス抜き管の存在がもっとも重要である。
廃棄物処理工学