研究課題/領域番号 |
25281039
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
惣田 訓 大阪大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (30322176)
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研究分担者 |
黒田 真史 大阪大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (20511786)
池 道彦 大阪大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (40222856)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 膜分離活性汚泥法 / バイオオーグメンテーション / 微生物モニタリング / 難分解性物質 |
研究実績の概要 |
ラボスケールの膜分離活性汚泥リアクター(底面150 mm×230 mm、高さ900 mm、有効容積24 L)を2台用いて4-tert-butylpeholを含む合成排水の処理実験を行った。膜分離には塩化ポリエチレン製、面積210 mm×297 mm、孔径0.4μmの浸漬型平膜2枚を用いた。1台の膜分離活性汚泥リアクターには、通常の活性汚泥では除去が困難な難分解性物質である4-tert-butylpeholの分解細菌である Sphingobium fuliginis OMIをバイオオーグメンテーションし、もう1台は対照系とし、20mg/Lの4-tert-butylpeholを処理した。対照系の膜分離活性汚泥リアクターは、処理水中の4-tert-butylpehol濃度が処理2日目までは5mg/Lまで低下したが、その後は8~15mg/Lと高濃度に残存する状態が20日以上続いた。一方、バイオオーグメンテーションした膜分離活性汚泥リアクターは、5日目まで処理水中の4-tert-butylpehol濃度が12mg/Lまで増加したが、7日目以降は1mg/L以下の状態が継続され、顕著な膜のファウリングも生じず、その他の有機物も良好に除去され、高い処理機能が維持された。16SrRNA遺伝子を指標とした末端標識制限酵素断片多型分析法による解析結果、バイオオーグメンテーション後の膜分離活性汚泥リアクターの細菌群集は変化が少なかったものの、処理成績が低かった対照系の細菌群集異なる状態に変化したことが示唆された。また、Biolog Plateによる炭素源資化性試験の結果、バイオオーグメンテーション後の細菌群集のほうが、多様な資化性を示した。
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現在までの達成度 (段落) |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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次年度使用額が生じた理由 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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次年度使用額の使用計画 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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