研究課題
本研究では、地域データを取得してエネルギーの賦存量、需要量、大規模システムとの連携等に関する空間情報のデータベースを作成し、地域特性を考慮した設計手法を構築する。また、構築した手法を対象地域に適用し、大規模システムと小規模システムを統合した、最適な地域エネルギーシステムをデザインした。中長期シナリオを解析し、2050年までの地域エネルギーバランスの変遷を示した。さらに、得られた結果を青森県弘前市、岩手県宮古市、宮城県山元町、山形県最上町等のスマートコミュニティ構想の詳細設計に反映し、地域実装に資することができた。当該年度は、前年度までに作成したデータベースを更新した。特に、県の運輸部門や業務部門のエネルギー需要量の統計データを用いて、対象地域の需要量を詳細に推計した。更新したデータベースを用いて、地域特性を考慮したエネルギーシステムを新たに最適設計して、エネルギー効率、温室効果ガス排出量、経済波及効果等を定量的に示した。得られた結果を基に、2050年までのエネルギーシステムの変遷を解析した。累積導入量や知識ストックの増加に伴い価格が減少する技術習熟を考慮し、今後求められる技術開発や政策を示した。また、中田がスマートコミュニティ導入促進事業委員会の委員等を務めている青森県弘前市、岩手県宮古市等を対象として、最適化結果に基づくスマートエネルギーシステムを、スマートコミュニティの詳細設計に反映した。
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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