研究課題
カロリー制限、あるいはケト原性アミノ酸添加が、オートファジー機構の維持によって高脂肪食負荷による脂肪肝炎、腎障害を改善することを見出した。さらに、オートファジーをターゲットとしてアミノ酸介入を低たんぱく質食によって行ったところ、2型肥満糖尿病モデルラットの腎障害と代謝異常が、通常食と比べて顕著に改善することを見出いだした。その抑制効果は、近位尿細管におけるミトコンドリア機能の維持がオートファジーを介して生じていることを見出した。また、糸球体上皮細胞においてもたんぱく質制限によってオートファジー機構が行進することによってフットプロセスの融合が改善した。その後、たんぱく質制限は、日常診療上はアドヒアランスの課題があるため、その他の治療手段として、必須アミノ酸のなかでメチオニン制限に着目して検討を行った。その結果、たんぱく質制限にメチオニンを添加すると、たんぱく質制限によって改善した腎障害と代謝異常の改善が、オートファジー機構の破綻とともに消失することを見出した。
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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