研究課題
サイバー犯罪やネットいじめなどの社会的背景を踏まえ,多方面から情報リテラシーに関する文献の収集と整理をした。そして、「情報」を「現象や事象等すべての存在に意味を付与して伝達するもの」と定義し,「情報的な見方・考え方」とは,「様々な現象や事象等を解釈し意味を付与し,場面に応じて適切に判断・処理する見方・考え方」と定義し,「情報リテラシー」とは,「情報的な見方考え方を身につけ,現象や事象等を適切に解釈し意味を付与し,分析し,判断し,表現および伝達する能力」と定義した。そして,文部科学省検定教科書高等学校「情報」の用語についてKH Coderを用いて分析を行った結果,頻出キーワードは情報,インターネット,通信,データ,コンピュータ等であり,用語の出現パターンより共起ネットワーク図を作成し, 「情報とメディア」「情報通信ネットワーク」「ディジタル情報の表現と活用」「情報モラル」の4領域の用語に分類された。しかし、現行の高等学校の教科書では、「情報分析」に関する内容など、必要だが網羅されていない項目を追加し、再構成し直し、情報リテラシーを「情報通信技術」,「情報システム」,「問題解決」,「情報分析」,「情報モラル」,「情報の歴史」,「情報機器の操作」の7つに分類し、オントロジーの構築を完成した。その後、情報的な見方考え方を育成する授業実践を小学校で実施した。
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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International Journal of Information and Education Technology
巻: - ページ: 印刷中
10.18178/IJIET
Proceedings of Society and Human Beings,International Conferences on ITS, ICEduTech and STE2016
巻: - ページ: 360-362