• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2016 年度 実績報告書

国境なき技術者倫理教育の構築-グローバル化社会を担う技術者の資質とその教育-

研究課題

研究課題/領域番号 25282046
研究機関東京工業大学

研究代表者

札野 順  東京工業大学, リベラルアーツ研究教育院, 教授 (90229089)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2017-03-31
キーワード技術者倫理 / 学習・教育目標 / モジュール型モデル・シラバス / 価値・態度
研究実績の概要

本研究チームでは、平成25年に技術者倫理教育における学習・教育目標(以下,「学習・教育目標」)を確定した.その後,軽微な修正を経て,平成26年に「学習・教育目標」の解説を公表した。公表した「学習・教育目標」は,国内外の研究者と議論をおこない,その内容について検討を重ね、議論参加者から指摘された問題点や改善点を踏まえ,技術者倫理教育における学習・教育目標の改訂版(以下,「学習・教育目標2016」)を、平成28年度に定めた.また,「学習・教育目標2016」を達成するための具体的な学習内容,教育手法,評価方法,教材などをパッケージとしたモジュール型モデル・シラバス(以下,「モジュール」)の開発をおこなった.

改訂は、(1)類似項目,不要項目の整理、(2)学習・教育内容(学習活動指標)のレベル設定、(3)表現の簡明化、の3点を基本方針として実施した。その結果、これまでの「学習・教育目標」では22項目だったが,「学習・教育目標2016」では21項目となった.さらに、この21項目について、学習・教育内容のレベルを設定した.Coreは,機関やカリキュラムの別に関わらず,必要最小限の内容として設定している.Basicは,Coreの内容に加え,取り扱うことが望ましい内容として設定している.Advancedは,各機関やカリキュラムの特徴に応じて取り扱うことを検討する発展的な内容として設定している.これら3つのレベルは,カテゴリによって設定の観点が異なる.カテゴリ1,2は,知識・理解の対象範囲,深さによって区分される.カテゴリ3は,スキル・能力の理解,応用,分析・評価と区分されている.カテゴリ4は,価値・態度について,理解から,反省的考察,自己形成というレベルで設定されている.

この改訂により,研究の目的であった国際的に通用する技術者倫理教育の学習・教育目標の明確化をほぼ達成した。

現在までの達成度 (段落)

28年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

28年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2017 2016

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件、 謝辞記載あり 3件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 2件)

  • [雑誌論文] 「技術者倫理教育における学習・教育目標2016」および「モジュール型モデル・シラバス」解説2016

    • 著者名/発表者名
      小林幸人・札野順
    • 雑誌名

      工学教育

      巻: 64 ページ: 141-159

    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] ワークショップ「技術者倫理」(2011-2015)2016

    • 著者名/発表者名
      小林幸人・札野順
    • 雑誌名

      工学教育

      巻: 64 ページ: 160-164

    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] 「国境なき技術者倫理教育の構築」国際ワークショップ 2013-20162016

    • 著者名/発表者名
      丸山あや子・札野順
    • 雑誌名

      工学教育

      巻: 64 ページ: 165-169

    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [学会発表] The Learning and Educational Objectives of Engineering Ethics Education 2016 Version2017

    • 著者名/発表者名
      Jun Fudano
    • 学会等名
      The Twenty-sixth Annual International Conference Association for Practical and Professional Ethics
    • 発表場所
      Dallas, Texas, USA
    • 年月日
      2017-02-25 – 2017-02-25
    • 国際学会
  • [学会発表] The Learning and Educational Objectives of Engineering Ethics Education, Version 20162016

    • 著者名/発表者名
      Yukito Kobayashi
    • 学会等名
      WEEF & GEDC 2016
    • 発表場所
      Seoul, Korea
    • 年月日
      2016-11-06 – 2016-11-06
    • 国際学会

URL: 

公開日: 2018-01-16  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi