研究課題/領域番号 |
25282048
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
杉本 雅則 北海道大学, 情報科学研究科, 教授 (90280560)
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研究分担者 |
稲垣 成哲 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 教授 (70176387)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 教授学習支援システム / ストーリーテリング |
研究概要 |
平成25年度はシステム構築を中心に研究を進めた。特にストーリテリングにおいて登場人物(キャラクタ)の振る舞いをコンピュータアニメーションで表現するための手法について検討した。具体的は、モバイルタブレットコンピュータでの指ジェスチャによる直感的な操作インタフェース、大規模なモーションデータベースとユーザ入力モーションとの近似マッチングによるモーション生成を実装した。評価実験により、コンピュータアニメーション生成の支援に関して一定レベルの効果を確認できた。 さらに、プリミティブとなるアニメーションを融合することで複雑な動きを簡単な操作で実現するための方法についても検討した。特に、各アニメーションを記述する特徴素の検討とその抽出手法、特徴素を用いた複数アニメーションの連結について考察し、実装した(なお、本研究の成果は国際会議でのbest paper awardを受賞した)。 システム構築は現在進行中であるが、それに先立って評価実験に向けた検討も進めてきた。具体的には、教育実践を行う小学校の教員との実験実施に向けた準備、システム利用を含む授業カリキュラムの設計について議論を重ねた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究を進めるに当たり、現時点では大きな障害はないと考えている。ただ、実践校として想定していた小学校での事情により、評価実験実施計画を具体化するに至っていない。他校での実践も不可能ではないが、現時点ではスケジュール上の時間的余裕があるので、当初予定通りの場所での実践を計画している。
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今後の研究の推進方策 |
本研究は海外(タイ)の研究者にも協力をお願いしている。システム開発等では、より密なコラボレーションが必要となることも考えられる。また評価実験での協力(タイの小学校)も十分に可能である。どのような進め方(メールや遠隔会議、さらには物理的な往来)が最も効率よく研究を進められるかについてさらに検討したい。
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次年度の研究費の使用計画 |
システム構築に当たり、当初は備品の新規購入を予定していたが、現有備品を活用し評価実験時にリプレイする方がより高性能の機材を使用でき、かつ当該年度におけるシステム開発上の支障もないと考えた。よって、物品購入費用が予想よりも少額に抑えることができた。 今年度は、システム開発を積極的に進め実用に耐えうるレベルにする必要があるため、既存備品よりも高信頼性、高性能へとリプレイする予定である。よって次年度使用額を備品費に振り分けるとともに成果発表費用(旅費、その他)等にも使用する計画である。
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