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2016 年度 実績報告書

論理的文章を推敲する力を涵養するFlip Education環境の構築と評価

研究課題

研究課題/領域番号 25282060
研究機関公立はこだて未来大学

研究代表者

椿本 弥生  公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 准教授 (40508397)

研究分担者 藤田 篤  国立研究開発法人情報通信研究機構, 先進的翻訳技術研究室, 主任研究員 (10402801)
岩倉 裕子 (大塚裕子)  公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 特任准教授 (10419038)
Ruthven Stuart  公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 准教授 (40278148)
柏野 和佳子  大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所, 音声言語研究領域, 准教授 (50311147)
冨永 敦子  公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 准教授 (60571958)
Dominic Bagenda  公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 准教授 (90552050)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2017-03-31
キーワード論理構成の推敲 / 反転学習 / eラーニング / 修辞構造理論 / ブレンド型学習 / 詳細化アウトライン / アカデミック・ライティング
研究実績の概要

本研究の目的は,「論理構成を推敲する力」の育成と,その育成方法の汎用化である。そのために,(1)学術的文章の産出と推敲の方法を学べるオンライン教材,および(2)学習者の文章の論理構成の情報を自動的に学習者にフィードバックすることで,学習者自身による反復推敲を支援するツールの開発,を行うことである。
これまでは,(1)についてはアカデミック・ライティングに必要な知識・技術の要素をテクニカルライティング等の文献をもとに整理し,eラーニングコンテンツを順次開発してきた。(2)については論理構成タグの開発や詳細化アウトラインの作成要件などを整理し,システム開発のためのデータ収集の準備を進めてきた。今年度は,(1)についてはアカデミック・ライティングの知識と技術に関するeラーニングコンテンツを51本開発し,反転学習型の講義で活用した。また,併せて,eラーニング教材に対応したテキストブックを作成し,コンテンツとともに講義で活用した。(2)については,ツール開発のための学習およびテストデータとして,詳細化アウトライン(アウトラインに論理構成タグを付与したもの)の言語データを71本開発した。それらを用いて,学習者が詳細化アウトラインを入力すると自動的に論理構造を可視化するシステムを開発した。
以上のとおり,最終年度において,本研究の2つの目的を達成することができた。今後は,eラーニングコンテンツの内容を公立はこだて未来大学 情報ライブラリ(図書館)のWebサイトで公開する予定である。

現在までの達成度 (段落)

28年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

28年度が最終年度であるため、記入しない。

備考

(2)については要認証。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2017 2016 その他

すべて 学会発表 (3件) 図書 (1件) 備考 (2件)

  • [学会発表] レポート執筆におけるアウトラインツール利用の効果―大学生は論理関係を正しく判定できるか―2016

    • 著者名/発表者名
      冨永敦子,椿本弥生
    • 学会等名
      日本教育心理学会第58回総会発表論文集,p.587
    • 発表場所
      サンポートホール高松・かがわ国際会議場(香川県高松市)
    • 年月日
      2016-10-09 – 2016-10-09
  • [学会発表] 文章産出困難感尺度の因果関係の検討ー大学初年次の文章産出の訓練は因果関係を変化させるかー2016

    • 著者名/発表者名
      椿本弥生, 冨永敦子
    • 学会等名
      日本教育心理学会第58会総会発表論文集, p.345
    • 発表場所
      サンポートホール高松・かがわ国際会議場(香川県高松市)
    • 年月日
      2016-10-08 – 2016-10-08
  • [学会発表] 学術的文章作成時に留意すべき「書き言葉的」「話し言葉的」な語の分類2016

    • 著者名/発表者名
      柏野和佳子
    • 学会等名
      計量国語学会第60回大会予稿集 pp.37-42
    • 発表場所
      日本大学(東京都世田谷区)
    • 年月日
      2016-10-08 – 2016-10-08
  • [図書] 教育工学選書Ⅱ 大学授業改善とインストラクショナルデザイン2017

    • 著者名/発表者名
      日本教育工学会(監), 鈴木克明・根本淳子・松田岳士(編), 椿本弥生,他(著)
    • 総ページ数
      176
    • 出版者
      ミネルヴァ書房
  • [備考] 科研費研究課題『論理的文章を推敲する力を涵養するFlip Education環境の構築と評価』

    • URL

      http://paraphrasing.org/~fujita/FLIP/

  • [備考] Visualizing Detailed Outline with DAG

    • URL

      http://paraphrasing.org/~fujita/FLIP/tools/outline2dag.cgi

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公開日: 2018-01-16  

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