研究課題/領域番号 |
25282078
|
研究機関 | 独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館 |
研究代表者 |
松嶋 雅人 独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館, その他部局等, 室長 (10321548)
|
研究分担者 |
土屋 貴裕 独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館, その他部局等, 研究員 (40509163)
和田 浩 独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館, その他部局等, 室長 (60332136)
矢野 賀一 独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館, その他部局等, 主任研究員 (60392544)
|
研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
|
キーワード | 日本絵画史 / 保存科学 / 展示環境 / 展示デザイン / 照明デザイン |
研究実績の概要 |
東京国立博物館展示室における既存照明器具を用いた主に、照明環境に関する展示環境の現状を把握するため、各展示室の諸データを計測、収集した。合わせて現状における種々の先進的照明器具の仕様を精査して、照明実験を通した文化財への影響を調査した。それらの実験、調査結果をもとに、絵画の制作当時の状況を復元的に考慮しながら、有機LED照明を用いた展示を実施した。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
26年度は、既存展示環境の現状把握を行い、先進的照明器具を有効に利用し、美術史、展示デザイン、保存科学の各分野を統合した調査研究を行って、各観点における種々の実験、計測が実施できたことで、実証的で、より先進的な展示環境を構築すう諸資料を収集することができた。
|
今後の研究の推進方策 |
27年度は、さらに広範囲における展示環境の数値、データを収集して、それらの資料を統合して検討することで、理論構築を踏まえたこれまでにない展示環境の具体的な提示を目指したい。
|
次年度使用額が生じた理由 |
26年度においては、国内外の展示施設に関わる照明器具の調査について、当初計画の回数を実施することができなかったため。
|
次年度使用額の使用計画 |
27年度において、国内外の展示施設の調査を十全に実施する。
|