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2015 年度 実績報告書

市場監視の時代に向けた傷害情報サーベイランスシステムの構築と活用

研究課題

研究課題/領域番号 25282099
研究機関長岡技術科学大学

研究代表者

三上 喜貴  長岡技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (70293264)

研究分担者 岡本 満喜子  長岡技術科学大学, その他の研究科, 准教授 (20610778)
福田 隆文  長岡技術科学大学, その他の研究科, 教授 (80208959)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード製品事故 / 市場サーベイランス / 傷害情報記述モデル / 疫学モデル / リコール / リスク評価 / WHO
研究実績の概要

最終年度である本年度においては,研究の最終目的であった「コンプライアンスアセスメント手法」について,三年間の研究成果を取りまとめた.これを,①傷害情報記述のためのコーディングマニュアル,②製品残存率の推計方法,③リコール行動の評価という三点から説明する.
①有効なリスクアセスメントは傷害発生のプロセスを記述する正確な情報を収集することが出発点である.このために必要となる情報は単一のデータベースでカバーすることはできず,複数のデータベースから構成されるデータウェアハウスとなる.この時,データウェアハウスを構成する各データベースの作成者が共通に参照できるデータ構造記述枠組みを示したものが本研究を通じて開発した「傷害情報記述枠組みコーディングマニュアル」である.また,この記述枠組みが実際の傷害情報収集・編集作業にあたって無理なく利用できるものであることを,いくつかのデータ再編集作業を通じて実証した.
②コンプライアンス・アセスメントにあたっては,当該製品と同一のリスクを有する製品が市場にどのくらい残存しているかという情報を併せて考慮する必要がある.しかし,一般にある製品についての市場残存台数は当該製品のメーカといえども把握できない.この問題を解決するために,本研究では既存の政府統計の二次利用を図ることによって残存台数を推計する手法を開発した.
③事業者が,製造する製品についてどの程度迅速に,また,もれなく製品リコールを行っているかという実態を把握することもコンプライアンス・アセスメントの重要ツールの一つである.こうした観点から,本研究ではNITEの製品事故データベースとリコールデータベースを統合することにより事業者のリコール行動を数量的に把握,評価する手法を開発した.

現在までの達成度 (段落)

27年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

27年度が最終年度であるため、記入しない。

次年度使用額が生じた理由

27年度が最終年度であるため、記入しない。

次年度使用額の使用計画

27年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (12件)

すべて 2016 2015 その他

すべて 国際共同研究 (3件) 雑誌論文 (3件) (うち国際共著 3件、 査読あり 3件、 謝辞記載あり 3件) 学会発表 (6件) (うち国際学会 2件)

  • [国際共同研究] 河南理工大学安全科学工程研究院(中国)

    • 国名
      中国
    • 外国機関名
      河南理工大学安全科学工程研究院
  • [国際共同研究] Excel Solutions(ニュージーランド)

    • 国名
      ニュージーランド
    • 外国機関名
      Excel Solutions
  • [国際共同研究] Sabaragamwa University/University of Colombo(スリランカ)

    • 国名
      スリランカ
    • 外国機関名
      Sabaragamwa University/University of Colombo
  • [雑誌論文] Descriptive framework of injury data: a proposal based on a Japanese experience of injury database integration2015

    • 著者名/発表者名
      Zhang K., Wang J., Fukuda T., Mikami Y.
    • 雑誌名

      Journal of Risk Research

      巻: 1 ページ: 1-14

    • DOI

      10.1080/13669877.2015.1042497

    • 査読あり / 国際共著 / 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] 製品事故データベースと消費動向調査を利用した製品事故率の経年変化の把握2015

    • 著者名/発表者名
      巴図孟克,張 坤,福田 隆文,三上 喜貴
    • 雑誌名

      日本信頼性学会誌

      巻: 37(4) ページ: 191-200

    • 査読あり / 国際共著 / 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] Feature Analysis of the Actual Use of Household Electrical Appliances in an Aging Society : A Case of Japan2015

    • 著者名/発表者名
      Mengke Batu, Yoshiki Mikami
    • 雑誌名

      International Journal of Consumer Policy

      巻: 5 ページ: 1-12

    • 査読あり / 国際共著 / 謝辞記載あり
  • [学会発表] 製品事故情報に基づく高齢者のヒューマンエ ラー特性の抽出2016

    • 著者名/発表者名
      岡本満喜子・中平勝子・三上喜貴
    • 学会等名
      ヒューマンインターフェース学会第130回研究発表会
    • 発表場所
      京都工芸繊維大学松ヶ崎キャンパス
    • 年月日
      2016-03-28 – 2016-03-28
  • [学会発表] The Analysis of Product Recall Delay based on NITE Database2015

    • 著者名/発表者名
      蒋培,張坤,三上喜貴
    • 学会等名
      第48回安全工学研究発表会
    • 発表場所
      朱鷺メッセ,新潟コンベンションセンター
    • 年月日
      2015-12-03 – 2015-12-04
  • [学会発表] 消費生活用製品設計において使用する危険源リストの開発,第48回安全工学研究発表会2015

    • 著者名/発表者名
      福田隆文,飯澤裕貴
    • 学会等名
      第48回安全工学研究発表会
    • 発表場所
      朱鷺メッセ
    • 年月日
      2015-12-03 – 2015-12-04
  • [学会発表] 消費生活用製品のリスクアセスメントに用いる危険源リストの研究-製品の特徴を基にした簡略化について-2015

    • 著者名/発表者名
      飯澤裕貴,福田隆文
    • 学会等名
      日本機械学会産業・化学機械と安全部門
    • 発表場所
      東京工業大学
    • 年月日
      2015-11-05 – 2015-11-05
  • [学会発表] Product Cohort Database and Its Application to Post-Recall Management2015

    • 著者名/発表者名
      Mikami Y, Zhang K
    • 学会等名
      World Congress on Risk 2015
    • 発表場所
      Matrix@Biopolis, Singapore
    • 年月日
      2015-07-19 – 2015-07-23
    • 国際学会
  • [学会発表] A Generic Child Injury Data Framework for Kids Product Designers2015

    • 著者名/発表者名
      Zhang K, Nishida Y, Mikami Y
    • 学会等名
      World Congress on Risk 2015
    • 発表場所
      Matrix@Biopolis, Singapore
    • 年月日
      2015-07-19 – 2015-07-23
    • 国際学会

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公開日: 2017-01-06  

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