研究成果の概要 |
本研究では,電磁超音波共鳴法を用いてASME Gr. 91およびGr.122鋼の溶接継手部のクリープ損傷中の2つの非線形音響特性:共鳴周波数の移動と混合した周波数の応答と微細組織変化の関係を明らかにした. クリープはGr.91鋼では873K,90MPa, Gr.122では873K,100MPaの条件で行った.2つの非線形超音波量は,Gr.91鋼ではクリープ開始から寿命の約20%, Gr122鋼では50%まで減少し, Gr.91鋼では寿命の30%過ぎ, Gr.122鋼では80%過ぎから破断まで急増した.これらは細粒HAZ部の転位組織の変化とクリープボイドの発生・成長に起因することが分かった.
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