研究課題
最終年度として、研究期間全体の研究経緯・成果を総括し、最終的な取りまとめを行った。具体的には、(1)コミュニティ復興における恊働的実践のとりまとめ:野田チーム、南三陸チーム、気仙沼チームによる恊働的実践をもとに展開してきたアクションリサーチを取りまとめた。具体的には、各チームが行ってきた活動や報告等の文章といった成果を現場の人々の再度吟味してもらい、最終成果とした。(2)地域資源プラットフォームの構築と展開:3つのチームで展開してきたアクションリサーチをもとに、野田村をモデル地区として選定し、コミュニティ復興に向けた地域資源プラットフォームの構築を行った。具体的には、コミュニティFM局を開局することを目的に立ち上げられた「のだむラジヲ開局準備会」をプラットフォームとして、野田村の各種団体を採り上げた番組を制作し、出演者にインタビューを実施するとともに、そこで得られた録音素材を地元の小学校の学習プログラムと連動させて、津波の体験に関する学習、復興に向けてコミュニティで様々な活動に取り組む住民の様子を学んで発表していく契機とした。さらに、プラットフォームに多様な人々が参画していく契機として、地元の高等学校、各種団体、行政と連携しながら、イベントの開催などを行った。復興教育のプログラムの1事例を企画・実施したが、最終的に、一般的な復興教育プログラムへの昇華・実践という成果までは至らなかった。ここまでの成果は、国内外の学会で発表するとともに、その一部については、学術論文として公刊した。
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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