| 研究課題/領域番号 |
25282131
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| 研究種目 |
基盤研究(B)
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| 研究機関 | 大阪大学 |
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研究代表者 |
村瀬 研也 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (50157773)
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| 研究分担者 |
木村 敦臣 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (70303972)
岩崎 智宏 大阪府立大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (50295721)
吉岡 芳親 大阪大学, 学内共同利用施設等, 教授 (00174897)
白土 優 大阪大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (70379121)
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| 研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2018-03-31
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| キーワード | 磁気粒子イメージング / 磁場ゼロ線 / 画像再構成 / 高分解能 / 高感度 |
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| 研究概要 |
本研究課題の目的は、磁気粒子イメージング（MPI）法の高分解能及び高感度化を実現するための要素技術を確立することである。
本年度には、現有のMPI装置を基にして高分解能MPI装置の設計と製作を行った。当初の計画では、３組のマクスウェルコイルを用いて磁場ゼロ線（FFL）を作成し、各コイルの電流を制御することによりFFLを並進及び回転させる予定であったが、装置の設計段階で一対のネオジム磁石を用いてFFLを作成する方が安価であり、またFFLの精度の向上も期待できることが判明したため、一対のネオジム磁石を用いてFFLを作成することに設計変更した。また、当初受信コイルは固定し、FFLを回転して体軸横断像を作成するための投影データを収集するように計画していたが、この点も装置の設計段階でFFLは固定し、受信コイルを並進及び回転させて投影データを収集する方が安価で装置の実現性が高いことが判明したため、受信コイルを並進及び回転して投影データを収集することに設計変更した。これらの設計を基にMPI装置の製作に取り掛かり、本年度内にMPI装置のプロトタイプが完成した。また、ファントムを用いて製作したMPI装置の空間分解能や感度等の基本性能を測定し、ほぼ所望の性能が得られていることを確認した。これらの結果を論文にまとめ、日本応用物理学会の欧文誌に投稿して採択され、現在印刷中である。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
装置の設計段階で当初計画していた一部を変更したが、予想していた以上の性能を有するMPI装置のプロトタイプを本年度内で完成さすことが出来た。計画が予定より速く進展しているため、当初平成28年度及び29年度に予定していた小動物を用いた検討も開始している。
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| 今後の研究の推進方策 |
研究が当初予定していた以上に速く進展しているため、現時点では研究を遂行する上での課題はない。
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| 次年度の研究費の使用計画 |
当初の計画では、３組のマクスウェルコイルを用いて磁場ゼロ線（FFL）を作成し、各コイルの電流を制御することによりFFLを並進及び回転させる予定であったが、装置の設計段階で一対のネオジム磁石を用いてFFLを作成する方が安価であり、またFFLの精度の向上も期待できることが判明したため、一対のネオジム磁石を用いてFFLを作成することに設計変更した。したがって、当初の予定より備品費が少なくて済み、その分次年度使用額が生じた。
当初の計画では受信コイルは固定し、磁場ゼロ線（FFL）を回転して体軸横断像を作成するための投影データを収集するように計画していたが、装置の設計段階でFFLは固定し、受信コイルを並進及び回転させて投影データを収集する方が安価で装置の実現性が高いことが判明したため、受信コイルを並進及び回転して投影データを収集することに設計変更した。現在、受信コイルの並進及び回転は手動で行っているため、投影データの収集に約３０分の時間が必要である。そのため、生じた次年度使用額でこれらを自動化するための機器を購入する計画である。
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