研究課題
基盤研究(B)
光音響イメージングに定量的な情報を付加するために、検出信号の広帯域な周波数特性に着目した。具体的には圧電材料にP(VDF-TrFE)フィルムを用いる広帯域センサーを開発し、開発センサーを利用した集音型光音響イメージングシステムを構築した。さらにそのシステムの性能を検証するために、ファントム実験、動物実験を行なった。血液中のヘモグロビンを対象にした血管画像は非侵襲な光音響イメージングである。この具体的な医療への応用について検討し、脳神経外科分野、泌尿器科分野、形成外科分野での研究について防衛医科大学校倫理委員会の承認が得られ医師主体の探索的臨床研究を開始した。
医用工学