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2016 年度 実績報告書

ω3系脂肪酸と集団認知行動療法によるうつ状態の増悪予防法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 25282207
研究機関長崎大学

研究代表者

調 漸  長崎大学, 保健・医療推進センター, 教授 (40264220)

研究分担者 岡村 尚昌  久留米大学, 付置研究所, 助教 (00454918)
田山 淳  長崎大学, 教育学部, 准教授 (10468324)
濱崎 景  富山大学, 大学院医学薬学研究部(医学), 准教授 (50533494)
中谷 直樹  東北大学, 東北メディカル・メガバンク機構, 准教授 (60422094)
曽根 稔雅  東北福祉大学, 健康科学部, 講師 (60515500)
林田 雅希  長崎大学, 保健・医療推進センター, 准教授 (70264223)
小川 豊太 (濱口豊太)  埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (80296186)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2017-03-31
キーワードΩ3系脂肪酸 / psychoeducation / 二重盲検無作為化比較試験 / 軽度・中程度のうつ / BDI-II
研究実績の概要

本研究目的は,Ω3系脂肪酸とpsychoeducation(PE)のコンビネーションが軽度・中程度のうつの改善に寄与するという仮説検証であった。
研究デザインは,二重盲検無作為化比較試験である。対象者は,軽度・中程度のうつを有する者90名をリクルートし,ω3系脂肪酸とPE介入群(強化介入群)とプラセボとPE介入群(通常介入群)に無作為に割り付けた。主評価項目をBDI-II,副次的評価項目をk6とし,3ヶ月の介入を実施した。共変量は,年齢,性,介入前のCES-Dの値,施設とした。分析は,ANCOVA,対応のあるt検定,対応のないt検定,カイ二乗検定をおこなった。
両群で,年齢,性,介入前のCES-Dの値,施設に差は見られなかった。BDI-IIではANCOVAで有意な値は得られなかった(p=0.30, net change 0.7 (-0.7, 2.1)。強化介入群では,介入前のBDI-IIの値は介入により有意に低下した(12.3±6.1 to 8.4±5.1, p<0.01)。通常介入群でも,介入前のBDI-IIの値は介入により有意に低下した(12.2±7.7 to 8.0±4.5, p<0.01)。K6ではANCOVAで有意な差は得られなかった(p=0.72 net change -0.1 (-0.7, 0.5))。強化介入群では,介入前のK6の値は介入により有意に低下した(3.9±3.6 to 2.2±2.0, p<0.01)。通常介入群でも,介入前のBDI-IIの値は介入により有意に低下した(4.1±3.9 to 2.3±1.4, p<0.01)。
強化介入群で,介入によりうつの改善がみられたことから,仮説は支持された。しかしながら,通常介入群でもうつの改善がみられたことから,両群に実施したpsychoeducationの効果が強かった可能性がある。

現在までの達成度 (段落)

28年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

28年度が最終年度であるため、記入しない。

次年度使用額が生じた理由

28年度が最終年度であるため、記入しない。

次年度使用額の使用計画

28年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2017

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 軽度・中程度のうつへのω3系脂肪酸の効果 -二重盲検無作為化比較試験による検討-2017

    • 著者名/発表者名
      田山淳、小川さやか、 武岡敦之、西郷達雄、濱口豊太、岡村尚昌、矢島潤平、中谷直樹、曽根稔雅、林田雅希、調漸
    • 学会等名
      第24回日本行動医学会学術総会

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公開日: 2018-12-17  

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