研究課題
基盤研究(B)
社会生活基本調査では、有業者が平日にスポーツを行う時間帯のピークは午後8時頃となっているが、朝食前に運動している者もいる。本研究は「いつ運動すると効果的か」について、ヒューマン・カロリメータを用いた間接熱量測定で検討した。運動を朝食前、朝食後、昼食後、夕食後に行う、あるいは運動しない試行間で24時間の脂肪酸化量を比較した。早朝空腹時に行った運動は他の時間帯に行った運動に比べて24時間の脂肪酸化量が多く、運動を行わなかった試行に比べて24時間の脂肪酸酸化を増大させたのも朝食前に運動を行った試行のみであった。運動後のグリコーゲン枯渇が転写因子の細胞内分布を変えることがその機序として示唆された。
運動栄養学