研究課題/領域番号 |
25282220
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研究機関 | 公益財団法人先端医療振興財団 |
研究代表者 |
安田 義 公益財団法人先端医療振興財団, その他部局等, 研究員 (40314223)
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研究分担者 |
中谷 敏昭 天理大学, 体育学部, 教授 (60248185)
坪山 直生 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (90261221)
荒井 秀典 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 研究員 (60232021) [辞退]
松田 秀一 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (40294938)
伊藤 宣 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (70397537)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | リハビリテーション / 運動療法 / 変形性膝関節症 / バイオマーカー |
研究実績の概要 |
女性31名[変形性膝関節症(OA)発症前23名(49~68歳、平均57.9±5.8歳)、発症後8名(53~69歳、平均64.3±5.6歳)]を対象に、持久力・筋力・柔軟性・バランス能力を向上させるトレーニングを週1回90分、12週間実施し、軟骨合成の指標として血清type II collagen carboxy-propeptide (CPII)を、軟骨破壊の指標として尿中carboxy-telopeptide of type II collagen (CTX-II)、尿中collagenase-generated neoepitope of type II collagen (C2C)、血清cartilage oligomeric matrix protein (COMP)を介入後24週まで経時的に測定して、トレーニングが関節軟骨代謝に及ぼす効果について検証した。 OA発症前群におけるCPIIは介入後8週時に有意に増加した。CTX-IIは介入後24週時に有意に減少した。C2Cは介入後12週時に有意に減少した。COMPは介入後有意差を認めなかった。 OA発症群におけるCPII、CTX-II、C2Cは介入後に有意な変動を認めなかった。COMPは介入後1週、2週、20週、24週時に有意に上昇した。 以上の結果から、OA発症前に持久力・筋力・柔軟性・バランス能力を向上させるトレーニングを行わせると軟骨におけるII型コラーゲン合成が促進された後に分解が抑制される可能性が示唆された。OA発症群の対象者が少なかったこと(8名)、OA発症前群に比べてOA発症群の対象者年齢が有意に高かったこと(60歳以上が8名中7名)は本研究の限界ではあるが、OAが発症している60歳以上の女性に運動介入しても関節軟骨代謝に好影響を与えない可能性が示唆された。
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現在までの達成度 (段落) |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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次年度使用額が生じた理由 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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次年度使用額の使用計画 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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