研究課題/領域番号 |
25282222
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
佐川 哲也 金沢大学, 人間科学系, 教授 (70240992)
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研究分担者 |
國土 将平 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 教授 (10241803)
中野 貴博 名古屋学院大学, スポーツ健康学部, 准教授 (50422209)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 子ども / 発育発達 / タイ / ネパール / 国際情報交換 / 子ども生活基本調査 |
研究概要 |
平成25年度は,研究組織の立ち上げ,調査票の作成,タイ国とネパールにおける予備調査,タイ国における本調査実施とデータ入力が研究計画に沿って順調に推移した。 6月には,「アジア子ども生活基本調査研究会」を研究代表者,研究分担者,連携研究者で組織し,大妻女子大学人間生活文化研究所において,第1回国内研究会を開催した。研究会では,研究会の目的,年度計画を確認するとともに,「子ども生活基本調査」内容を検討して原案を作成した。 8月には,佐川・國土・中野がタイ国を訪問し,現地協力者・通訳であるスカンヤー・パニチャロンナム元シーナカリン大学教授と調査内容について再確認するとともに,体育大学チェンマイ校,同シーサケット校,同マハサラカーム校,同ウドンターニ校,同チャイヤプーン校を訪問し,共同研究のための協定を締結するとともに共同研究内容を説明して調査校の選定を依頼した。 9月には,佐川がミャンマーにおける共同研究のタンナイン教育省副計画官に面会し,子ども生活基本調査のミャンマー語翻訳を依頼し,その素案を受け取った。 12月には,佐川と國土がタイ国を訪問し,体育大学チェンマイ校,同シーサケット校,同マハサラカーム校,同ウドンターニ校,同チャイヤプーン校,加えてシーナカリン大学を訪問して,調査方法の説明し,データ入力の依頼と説明を行った。上記の共同研究校は,共同研究計画に基づいてそれぞれの調査校において調査を実施し,データ入力を行っている。また,國土と中野,加えて中西がネパールを訪問し,ネパールにおける共同研究者とラポールを構築するとともに,調査地を訪問して,調査の実現可能性について検討を行った。また,子ども生活基本調査のネパール語版は,共同研究者の協力を得て原案作成を終えている。 3月には,体育大学チェンマイ校から入力データが送付されており,タイ国での調査とデータ入力は,順調に推移している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
平成25年度に計画した,研究組織の立ち上げ,調査票の作成と現地語訳,タイ国における予備調査,タイ国における本調査実施とデータ入力は,予定通り実施することができている。 これに加えて,平成26年度に実施を予定していたネパール訪問と,調査実施に向けた共同研究体制の構築を行えたことは,計画以上の進展である。
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今後の研究の推進方策 |
タイ国で実施した調査データは,日本においてデータクリーニングを行うとともに,基礎集計を実施して調査の概要を把握する。併せて,タイ国の全体を一標本として解析を実施して基本分析モデルを提示する。この基本分析モデルは,タイ国の共同研究大学に提示し,各地域ごとの分析を共同研究大学において実施できるように支援することとしている。 共同研究大学が当該地域の分析を独自に実施することによって,共同研究者の論文作成に寄与することができると考えている。 この方式は,タイ国ばかりでなく,ネパールとミャンマーにおいても採用するため,参加国の研究者が子ども生活基本調査の実施と解析,論文作成を持続的・自立的に実施できる可能性を提供することになると考えている。 平成26年度以降,ネパール,ミャンマー,日本において,順次本調査を進めていく。
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