研究課題/領域番号 |
25283007
|
研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
中谷 純江 鹿児島大学, グローバルセンター, 教授 (30530034)
|
研究分担者 |
神田 さやこ 慶應義塾大学, 経済学部, 教授 (00296732)
豊山 亜希 近畿大学, 国際学部, 講師 (40511671)
小松 久恵 追手門学院大学, 公私立大学の部局等, 講師 (80552306)
|
研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2018-03-31
|
キーワード | 南アジア / 移住商人 / マールワーリー / 表象 / 公益 / 消費 |
研究実績の概要 |
今年度は、研究開始から4年目にあたり、計画では最終年度であった。このため、これまでの共同研究の成果報告に取り組んだ。中でも海外での発信を目的に、米国南アジア学会の年次大会に参加し、パネル発表を2本("Marwari Economic, Cultural, and Religious Institution" 及び、”Self-representation through Literature and the Built Environment")行った。前者では、20世紀初頭に移住商人が全国的に知られるようになる過程で、彼らが新しく築いていった組織や制度について論じた。後者では、同時期に彼らが文学や建築などを通してどのように自己を表象したかについて論じた。米国でのこうしたパネル発表を通して、海外の多くの研究者の関心を得られたことや、そこで頂いたコメントは、これまでの議論を大きく発展させることに役立った。また、本研究に関するネットワークを拡大することができた。以上のように、今年度は海外での発表を通しての成果発信では大きな成果を上げることができた一方で、書籍の出版については時間的な制約により完成させることができなかったため、来年度に取り組むことになった。科研費の延長申請を行い、認められた。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
成果報告として取り組んできた英文図書の出版を年度内に行うことができなかった。
|
今後の研究の推進方策 |
来年度は国際シンポジウムの開催と書籍の出版に取り組む
|
次年度使用額が生じた理由 |
本務が忙しく、研究時間を十分に確保することができなかった。
|
次年度使用額の使用計画 |
国際シンポジウムを実施する
|