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2017 年度 実績報告書

コモン・グッドを追及する連帯経済―ラテンアメリカからの提言

研究課題

研究課題/領域番号 25283010
研究機関上智大学

研究代表者

幡谷 則子  上智大学, 外国語学部, 教授 (00338435)

研究分担者 山本 純一  慶應義塾大学, 環境情報学部(藤沢), 名誉教授 (00276411)
小池 洋一  立命館大学, 経済学部, 教授 (40328018)
宇佐見 耕一  同志社大学, グローバル地域文化学部, 教授 (50450458)
重冨 惠子  都留文科大学, 文学部, 講師 (60405074)
新木 秀和  神奈川大学, 外国語学部, 教授 (80276039)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2018-03-31
キーワード連帯経済 / ブエンビビール / コモン・グッド / ラテンアメリカ / 協同組合運動 / オルタナティブ / フェアトレード / 家政
研究実績の概要

平成29年度は平成25年度から29年度までの研究成果の最終報告書執筆のために各メンバーが注力した。国内研究会は計4回開催した。
中間報告ならびに連帯経済に関係する海外からの訪問した研究者を招いた特別セミナーを2回実施した。9月12日にブラジル人研究者でポルトガルとブラジルの双方に拠点をもつLuciane Lucas dos Santos 、コインブラのCES(社会研究センター) 研究員より、倫理的消費や連帯経済におけるフェミニズムについて報告を受け、議論を行った。
2018年3月9日に、上智大学で短期客員研究員として受け入れた、ソルボンヌ大学ビジネススクールのPhilippe Eynaud教授による、連帯的マネージメントについて報告を受け、ブラジルの事例も含めて幅広い議論を行った。
執筆のための追加の海外調査は実施せず、各人が、執筆にあたり、日本の事例からインスピレーションを得るために、東北の陸前高田などで個別にヒヤリングを実施した。また、カール・ポランニー研究グループや、日本における協同組合運動研究グループなどとも交流を行った。
12月に2日連続で合宿形式の研究会を実施し、最終報告書の各章の内容について中間報告を行い、出版計画を確定した。
報告書は二部構成で、第一部で総論(ラテンアメリカにおける連帯経済の概念形成と制度化、その背景にある社会運動の流れを中心とする)の2章と、第二部の各論編で6章の8章構成である。現在出版申請を行うため、報告書の最終原稿をとりまとめ中である。2018年度前期は、本報告書出版に至るまでの細かい調整を行い、校正作業を経て年内の出版をめざす。無事上梓された後は、学会その他の場での報告を検討するとともに、今後、本研究プロジェクトの成果を次の研究課題にどのようにつなげてゆくか、合わせて議論したい。

現在までの達成度 (段落)

29年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

29年度が最終年度であるため、記入しない。

備考

上記Webpageは研究成果更新ののち、今後の継続については検討中である。

  • 研究成果

    (12件)

すべて 2018 2017 その他

すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件) 図書 (6件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] ペルーの有機農産物直売市に関する議論の見直し―リマ首都圏の大衆層の動きを加味して―2018

    • 著者名/発表者名
      重冨恵子
    • 雑誌名

      都留文科大学研究紀要

      巻: 87 ページ: 207-222

  • [雑誌論文] ブラジルにおけるポスト労働者党政権の開発モデル2017

    • 著者名/発表者名
      小池洋一
    • 雑誌名

      ラテンアメリカ・レポート

      巻: 34(1) ページ: 42-56

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] メキシコの連帯経済について―資本主義のオルタナティブとしての可能性2017

    • 著者名/発表者名
      山本純一
    • 雑誌名

      季刊 ピープルズ・プラン

      巻: 77 ページ: 120-125

  • [雑誌論文] 書評・宇佐見耕一・菊地啓一・馬場香織編著『ラテンアメリカの市民社会組織―継続と変容―』2017

    • 著者名/発表者名
      山本純一
    • 雑誌名

      ラテン・アメリカ論集

      巻: 51 ページ: 63-70

    • 査読あり
  • [学会発表] Proceso de paz en Colombia en el period de post Acuerdo: desafio para la reinsercion social y el desarrollo rural integral2017

    • 著者名/発表者名
      幡谷則子
    • 学会等名
      日本ラテンアメリカ学会 第38回定期大会
  • [図書] 「ポピュリズム」の政治学―深まる政治社会の亀裂と権威主義化(「エクアドル:コレア政権と市民革命」)2018

    • 著者名/発表者名
      新木秀和(村上勇介編)
    • 総ページ数
      200(99-137)
    • 出版者
      国際書院
    • ISBN
      978-48-87791-287-1
  • [図書] 世界地誌シリーズ 10 中部アメリカ(「多様な農業―企業的農業から零細農まで」)2018

    • 著者名/発表者名
      新木秀和(石井久夫・浦部博之編)
    • 総ページ数
      168(45-59)
    • 出版者
      朝倉書店
    • ISBN
      978-4-254-16930-0
  • [図書] ハイチとドミニカ共和国―一つの島に共存するカリブ二国の今―(「社会保障―人々の暮らしと保障」)2018

    • 著者名/発表者名
      宇佐見耕一(山岡加奈子編)
    • 総ページ数
      200(99-137)
    • 出版者
      アジア経済研究所
    • ISBN
      978-4258290482
  • [図書] 抵抗と創造の森アマゾン―持続的な開発と民衆の運動2017

    • 著者名/発表者名
      小池洋一・田村梨花(編)
    • 総ページ数
      334
    • 出版者
      現代企画室
    • ISBN
      978-4773817225
  • [図書] ラテンアメリカはどこへ行く(「グローバルバリューチェーンと社会的統治」)2017

    • 著者名/発表者名
      小池洋一(後藤政子・山崎圭一編)
    • 総ページ数
      339(95-116)
    • 出版者
      ミネルヴァ書房
    • ISBN
      978-4-623-08018-2
  • [図書] Mouvements sociaux et economie solidaire("Des mouvements promoteurs d' economie solidaire en Colombie et au Japon")2017

    • 著者名/発表者名
      Noriko Hataya(Laville, Jean-Louis, Geoffrey Pleyers, Elisabetta Bucolo, Jose Luis Corragio, eds.)
    • 総ページ数
      490(163-180)
    • 出版者
      Editions de la Maison des sciences de l’homme
    • ISBN
      978-2-220-09213-3
  • [備考] ラテンアメリカ連帯経済研究会

    • URL

      http://ecosol-al-japon.com/

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公開日: 2018-12-17  

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