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2016 年度 実績報告書

日本におけるクィア・スタディーズの構築

研究課題

研究課題/領域番号 25283018
研究機関広島修道大学

研究代表者

河口 和也  広島修道大学, 人文学部, 教授 (10351983)

研究分担者 釜野 さおり  国立社会保障・人口問題研究所, その他部局等, その他 (20270415)
菅野 優香  同志社大学, その他の研究科, 准教授 (30623756)
清水 晶子  東京大学, 総合文化研究科, 准教授 (40361589)
石田 仁  明治学院大学, 社会学部, 研究員 (40601810)
風間 孝  中京大学, 公私立大学の部局等, 教授 (50387627)
堀江 有里  立命館大学, 文学部, その他 (60535756)
谷口 洋幸  高岡法科大学, 法学部, 准教授 (90468843)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2017-03-31
キーワード性 / ジェンダー / セクシュアリティ
研究実績の概要

本科研研究グループは、「調査」「理論」「政策」の3つのクラスタ(班)により構成され、年度内に2回の全体研究会議と各クラスタによる数回の研究会議を実施した。
調査班では、15年3月に実施した「男女のあり方に関する意識調査」の解析をさらに進めた。年度内には、4回のクラスタ会議を実施し、性別・年代等による分析を深め、地域の分析軸によるデータ分析を行った。また、虹色ダイバーシティ・当研究グループ共催による「性的マイノリティについての意識2015年全国調査結果報告会」等にて、2015年調査の結果の報告を行った。2016年6月には、本科研調査クラスタの研究報告書として、「性的マイノリティについての意識調査 2015年全国調査」を作成し、ウェブ(http://alpha.shudo-u.ac.jp/~kawaguch/)に掲載した。また、印刷版を80部作成・配布した。
政策班では、16年5月に性的マイノリティ施策の自治体悉皆調査を行い、計画・条例・事案の情報を収集し、自治体の大小にかかわらず人権計画策定や当事者の事案対応を行う自治体の存在を把握した。
理論班では、6回にわたるクィア理論入門講座を開催し、若手育成及びクィア研究の成果伝達のための実践的教育法を模索し、平均して毎回80人を超える参加者を集めた。院生を中心とした研究会を開催し、クィア研究関連領域の若手研究者への議論の浸透と共有を図った。過去のクィア研究成果蓄積の見直し・整理として、①理論翻訳を通じた国内におけるクィア関連の学術的論点確立について国際学会報告、②クィア理論成立に至るフェミニズム理論の性に関しての論点整理、③クィア理論と自死/弔いに関する公開研究会、④視覚文化におけるクィア理論の発展と批評的意義に関する国際学会報告、⑤ エイズアクティビズムを通した社会学とクィア研究との理論的接続に関する学会報告を行なった。

現在までの達成度 (段落)

28年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

28年度が最終年度であるため、記入しない。

次年度使用額が生じた理由

28年度が最終年度であるため、記入しない。

次年度使用額の使用計画

28年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (26件)

すべて 2017 2016 その他

すべて 雑誌論文 (13件) (うち査読あり 4件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (9件) (うち国際学会 2件、 招待講演 6件) 図書 (3件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 自治体悉皆調査の設計ならびに回答モードの検討2017

    • 著者名/発表者名
      石田仁
    • 雑誌名

      部落解放研究

      巻: 206 ページ: 7-26

  • [雑誌論文] LGBTの同僚に対する意識――日本初の性的マイノリティについての全国意識調査より2017

    • 著者名/発表者名
      釜野さおり
    • 雑誌名

      ビジネス・レーバー・トレンド(特集:LGBTが働きやすい職場環境に向けて-セクシュアル・マイノリティの労働問題)

      巻: 2 ページ: 2-2

    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] わたしたちはここにいる―地方都市に生活する性的マイノリティの「語り」から―2016

    • 著者名/発表者名
      河口和也
    • 雑誌名

      理論と動態

      巻: 9 ページ: 73-91

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Common Family Boundaries: Changes and Determinants of Married Women’s Perception2016

    • 著者名/発表者名
      Kamano, Saori
    • 雑誌名

      人口問題研究

      巻: 72(2) ページ: 53-72

  • [雑誌論文] 「寛容」な文化における同性愛嫌悪2016

    • 著者名/発表者名
      風間孝
    • 雑誌名

      国際教養学部論叢

      巻: 8(2) ページ: 1-15

  • [雑誌論文] 性的マイノリティのスポーツサークルにおける戦略的競技志向2016

    • 著者名/発表者名
      風間孝
    • 雑誌名

      女性学研究

      巻: 23 ページ: 22-35

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 性的マイノリティに関する調査結果 第2報:性別、LGBTの知人の有無、競技レベルに着目して2016

    • 著者名/発表者名
      飯田貴子・藤山新・風間孝・來田享子・藤原直子・吉川康夫
    • 雑誌名

      スポーツとジェンダー研究

      巻: 14 ページ: 21-32

    • 査読あり
  • [雑誌論文] セクシュアル・マイノリティへの国際的アプローチ2016

    • 著者名/発表者名
      谷口洋幸
    • 雑誌名

      月報司法書士

      巻: 533 ページ: 14-23

  • [雑誌論文] 日本における同性カップルの権利保障をめぐる可視化戦略の陥穽2016

    • 著者名/発表者名
      堀江有里
    • 雑誌名

      日本ジェンダー研究

      巻: 19 ページ: 印刷中

  • [雑誌論文] 初期エイズにおける女性の身体と人権:複合的リスクと不可視性をめぐる一考察2016

    • 著者名/発表者名
      堀江有里
    • 雑誌名

      公益財団法人世界人権問題研究センター『研究紀要』

      巻: 21 ページ: 61-81

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 話題化する『同性婚』――行政の承認とマーケティング戦略をめぐって2016

    • 著者名/発表者名
      堀江有里
    • 雑誌名

      PACE(パーチェ)

      巻: 10 ページ: 61-68

  • [雑誌論文] 大学は〈大学〉を守れるのか-大学におけるセクシュアル・マイノリティ2016

    • 著者名/発表者名
      清水晶子
    • 雑誌名

      世界

      巻: 11 ページ: 188-194

  • [雑誌論文] RANT2016

    • 著者名/発表者名
      清水晶子
    • 雑誌名

      現代思想

      巻: 11 ページ: 198-205

  • [学会発表] Queer Girls’ Cinema as Counter-Climax Cinema2017

    • 著者名/発表者名
      菅野優香
    • 学会等名
      Society for Cinema and Media Studies
    • 発表場所
      Fairmont Hotel Chicago
    • 年月日
      2017-03-23 – 2017-03-23
    • 国際学会
  • [学会発表] 映画祭と情動:クィア・アーバニズム批判2017

    • 著者名/発表者名
      菅野優香
    • 学会等名
      国際基督教大学公開シンポジウム「映像と性の政治」
    • 発表場所
      国際基督教大学
    • 年月日
      2017-03-05 – 2017-03-05
    • 招待講演
  • [学会発表] クィア・スペースとその行方:トランプ当選と2020の間に2017

    • 著者名/発表者名
      清水晶子
    • 学会等名
      岡山大学
    • 発表場所
      岡山大学
    • 年月日
      2017-02-10 – 2017-02-10
    • 招待講演
  • [学会発表] データからみるLGBT―2015年全国意識調査を中心として2017

    • 著者名/発表者名
      釜野さおり
    • 学会等名
      福岡市人権啓発センターココロンセミナー
    • 発表場所
      福岡市人権啓発センター
    • 年月日
      2017-02-04 – 2017-02-04
    • 招待講演
  • [学会発表] The Translation of Politics: Introucing Queer Theories to Japan2016

    • 著者名/発表者名
      清水晶子
    • 学会等名
      Crossroads in Cultural Studies Conference 2016
    • 発表場所
      オーストラリア シドニー大学
    • 年月日
      2016-12-14 – 2016-12-14
    • 国際学会
  • [学会発表] 初の全国意識調査から見えてきたもの2016

    • 著者名/発表者名
      釜野さおり・石田仁.
    • 学会等名
      性的マイノリティの理解を進める愛媛大会報告
    • 発表場所
      松山市男女共同参画センター
    • 年月日
      2016-08-06 – 2016-08-06
    • 招待講演
  • [学会発表] 職場の性的ダイバーシティを阻害する要因2016

    • 著者名/発表者名
      石田仁
    • 学会等名
      虹色ダイバーシティLGBT職場環境アンケート報告会2016
    • 発表場所
      武蔵野プレイス
    • 年月日
      2016-06-19 – 2016-06-19
    • 招待講演
  • [学会発表] 国際法から考える同性婚/パートナーシップ制度2016

    • 著者名/発表者名
      谷口洋幸
    • 学会等名
      国際基督教大学R-Week第1回講座
    • 発表場所
      国際基督教大学
    • 年月日
      2016-05-30 – 2016-05-30
    • 招待講演
  • [学会発表] AIDSを表象するーメディア・アクティヴィズムと連帯の政治2016

    • 著者名/発表者名
      菅野優香
    • 学会等名
      関西社会学会
    • 発表場所
      大阪大学
    • 年月日
      2016-05-28 – 2016-05-28
  • [図書] ポルノ表現について考えるときに覚えておくべきただ一つのシンプルなこと(あるいはいくつものそれほどシンプルではない議論)2016

    • 著者名/発表者名
      清水晶子
    • 総ページ数
      352
    • 出版者
      フィルムアート社
  • [図書] 同性婚:だれもが自由に結婚する権利2016

    • 著者名/発表者名
      谷口洋幸
    • 総ページ数
      264
    • 出版者
      明石書店
  • [図書] 人種化される欲望 沖縄をめぐる映画的想像力の一考察2016

    • 著者名/発表者名
      菅野優香
    • 総ページ数
      384
    • 出版者
      東京大学出版会
  • [備考] 性的マイノリティについての意識 2015年全国調査報告書

    • URL

      http://alpha.shudo-u.ac.jp/~kawaguch/

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公開日: 2018-01-16  

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