研究課題/領域番号 |
25284040
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
加藤 幹郎 京都大学, 人間・環境学研究科(研究院), 教授 (60185874)
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研究分担者 |
山本 佳樹 大阪大学, 言語文化研究科(研究院), 准教授 (90240134)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 芸術史 / コンピュータ産業期 / 映画産業期 / 写真産業期 / 援用合体 / 科学テクノロジー |
研究実績の概要 |
当該年度(2014年度)における小生(研究代表者)による実績研究成果は、拙著『映画とは何か 映画学講義』(文遊社、2015年2月刊行)、全305頁において広範に当該拡大化しています。具体的研究目的は、現代21世紀のコンピュータ産業期における、19世紀の写真産業期と20世紀の映画産業期を援用合体する特異な芸術作品のリサーチと解釈と分析です。それはアメリカにおける傑出した写真撮影者(大学教授)が、古典的ハリウッド映画手法をダイレクトに援用しながら、長い歴史的意義をもつ額縁絵画のごとく、コンピュータ機器を利用することによって巨大写真撮影作品化して、映画(motion picture)撮影ヴァージョンを「写真(still picture)」化するという、古典的手法を援用しつつ現代的手法と合体し、特異な芸術作品を確立する諸作品のリサーチをアメリカにて実施しました。この研究意義は、人類史の芸術手法が科学テクノロジーによって変容しつづけるという一般的状況とは異質であることによって芸術化しうるという、芸術作品が過去と現代との融合性によって革新化しうるということです。さらに古典的ハリウッド映画が映画館という建築物において受容されていたという現実問題を、アメリカにおける古典的映画館ならびにアメリカの巨大鉄骨彫刻家の諸作品のリサーチによって、建築物と建築的な鉄骨彫刻作品との連携性ゆえに、古典的ハリウッド映画のサブジャンルとして卓越した映画作品化されたことを判明しました。人間が家屋という建築物を長い人類史において必要とする以上、芸術的建築物ならびに建築性を彫刻作品化するなり、映画化する多様な芸術史が、現代のコンピュータ機器による建築設計様式と連携することのリサーチを画期的に実施しました。以上の具体的重要性において、芸術史の持続が現代のコンピュータ産業期においても革新化します。
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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次年度使用額が生じた理由 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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次年度使用額の使用計画 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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備考 |
本Web(電子映画学術誌)は1996年から小生(研究代表者)が開始したもので、毎年1つのWeb(電子映画学術誌)を制作し、本稿は2014年のものです。
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