研究課題
基盤研究(B)
上越市立総合博物館に寄託されている「榊原家史料」の内の3代、榊原忠次の「浄晃院様御詠草」、4代、榊原政房の『政房公御詠草』、6代、榊原政邦の『榊葉和歌集』『千流一滴集』を調査・翻刻・研究。また、榊原家と周辺大名、林家、僧侶、連歌師、俳諧師などとの文芸交流の研究を行った。分野としては和歌・漢詩・和漢聯句・連歌・俳諧である。これによって近世初期大名家の文芸活動が大名の江戸下屋敷を中心として豊かに行われていた様相の一端を明らかにすることができた。それらの成果は『榊原家の文芸 忠次・政房・政邦』(私家版)として刊行し、一般に公開した。
中世・近世和歌、連歌