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2015 年度 実績報告書

言語運用に対する個人の評価価値観の形成とその変容に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 25284098
研究機関大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所

研究代表者

宇佐美 洋  東京大学, 総合文化研究科, 准教授 (40293245)

研究分担者 文野 峯子  人間環境大学, その他部局等, 名誉教授 (10310608)
林 さと子  津田塾大学, 学芸学部, 教授 (50228574)
金田 智子  学習院大学, 文学部, 教授 (50304457)
柳田 直美  一橋大学, 学内共同利用施設等, 准教授 (60635291)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード質的研究 / ライフストーリー / 内省 / 縦断研究 / インターアクション教育 / 自己評価 / ワークショップ
研究実績の概要

【評価価値観の形成・変容に関わる研究の遂行・発表】:昨年度までに収集した,「個人の評価価値観がどのようにして形成され,また経験を経てどのように変容してきたか」についてのインタビューデータ等についての分析・考察を進めるとともに,各種研究論文を執筆した。これらの考察により,どのような要因により,またどのようなプロセスを踏んで価値観の変容が起こり得るのか,その実態が明らかにされた。
【書籍刊行】:本科研費研究等の研究成果等を取りまとめ,書籍『「評価」を持って街に出よう』(くろしお出版)として2016年1月に刊行した。この書籍の第2部「評価価値観の形成と変容」および第3部「「評価」を「学び」につなげる」の一部として,本科研の研究成果を収録している。
【評価価値観内省のためのワークショップ開催】:本年度は,個人の評価価値観の形成・変容のプロセスを読み解くだけでなく,そこで得られた知見に基づき,「参加者に自らの価値観の内省を促す」ことを目的とする各種ワークショップ開催手法をデザインし,実施した。特に2016年1月には,上記書籍の「出版記念シンポジウム」を,東京大学駒場キャンパス内で開催した。このシンポジウムでは上記書籍の執筆者が,それぞれ論文執筆の中で考察したことをもとに,「自らの価値観を振り返る」ことを目的とする2時間のワークショップを計6本デザインし,運営した。このシンポジウムには,日本語教育関係者を中心に約100名の参加を得ることができ,本科研費の趣旨を,他の参加者との対話を通じて実感していただける契機となった。

現在までの達成度 (段落)

27年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

27年度が最終年度であるため、記入しない。

次年度使用額が生じた理由

27年度が最終年度であるため、記入しない。

次年度使用額の使用計画

27年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (24件)

すべて 2016 2015 その他

すべて 雑誌論文 (11件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (11件) (うち招待講演 5件) 図書 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 非母語話者は母語話者の「説明」をどのように評価するか-母語話者の「説明」に対する第三者評価の分析-2016

    • 著者名/発表者名
      栁田直美
    • 雑誌名

      一橋日本語教育研究

      巻: 4 ページ: 51-58

  • [雑誌論文] 日本で働く韓国人ヴォーカルトレーナーの教育観の多様化に関する質的研究2016

    • 著者名/発表者名
      李奎台(研究協力者)
    • 雑誌名

      国立国語研究所論集

      巻: 10 ページ: 107-133

    • DOI

      10.15084/00000811

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] ある成人韓国人の対人関係に関する価値観の変容―振り返りインタビューによる事例研究―2016

    • 著者名/発表者名
      李奎台(研究協力者)
    • 雑誌名

      日本語教育実践研究(立教日本語教育実践学会)

      巻: 3 ページ: 137-147

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 人間探求のための「評価」,という新しい視点2016

    • 著者名/発表者名
      宇佐美洋
    • 雑誌名

      『「評価」を持って街に出よう』(書籍)

      巻: なし ページ: 1-17

  • [雑誌論文] 話し合いの評価の観点とそれに影響を与える相互行為2016

    • 著者名/発表者名
      森本郁代(連携研究者)・水上悦雄・栁田直美
    • 雑誌名

      『「評価」を持って街に出よう』(書籍)

      巻: なし ページ: 18-33

  • [雑誌論文] ある韓国人学習者の価値観に影響を与えた日本での経験2016

    • 著者名/発表者名
      李奎台(研究協力者)
    • 雑誌名

      『「評価」を持って街に出よう』(書籍)

      巻: なし ページ: 72-86

  • [雑誌論文] 「よい話し合い」のイメージはどのように形成されるか2016

    • 著者名/発表者名
      文野峯子
    • 雑誌名

      『「評価」を持って街に出よう』(書籍)

      巻: なし ページ: 123-138

  • [雑誌論文] 学習につながる自己評価2016

    • 著者名/発表者名
      金田智子
    • 雑誌名

      『「評価」を持って街に出よう』(書籍)

      巻: なし ページ: 140-154

  • [雑誌論文] 学生の価値観を理解する2016

    • 著者名/発表者名
      工藤育子(研究協力者)
    • 雑誌名

      『「評価」を持って街に出よう』(書籍)

      巻: なし ページ: 188-203

  • [雑誌論文] 教師教育における評価活動を通した学び2016

    • 著者名/発表者名
      林さと子・八木公子
    • 雑誌名

      『「評価」を持って街に出よう』(書籍)

      巻: なし ページ: 204-221

  • [雑誌論文] 非母語話者は母語話者の「説明」をどのように評価するか2016

    • 著者名/発表者名
      栁田直美
    • 雑誌名

      『「評価」を持って街に出よう』(書籍)

      巻: なし ページ: 291-304

  • [学会発表] 「支援する自分」を振り返る ―「どうやって」から「なんのために」に向かうために―2016

    • 著者名/発表者名
      宇佐美洋
    • 学会等名
      「にほんごの会 くれよん」一日研修
    • 発表場所
      中目黒スクエア(東京都目黒区)
    • 年月日
      2016-03-17
    • 招待講演
  • [学会発表] 集団の対照から個人の対照へ―個人が持つ価値観の多様性に着目する意味―2016

    • 著者名/発表者名
      宇佐美洋
    • 学会等名
      2016年 第9回日本語教育シンポジウム(国際交流基金,日本・モンゴル人材開発センター)
    • 発表場所
      日本・モンゴル人材開発センター(モンゴル・ウランバートル)
    • 年月日
      2016-03-11
    • 招待講演
  • [学会発表] 授業を評価する:FishWatchrによる評価の集約と可視化2016

    • 著者名/発表者名
      俵山雄司・山口昌也・金田智子・森篤嗣
    • 学会等名
      『「評価」を持って街に出よう』出版記念シンポジウム
    • 発表場所
      東京大学駒場キャンパス(東京都目黒区)
    • 年月日
      2016-01-10
  • [学会発表] 話し合いが変わる!:評価を通じて目指すよりよい合意形成2016

    • 著者名/発表者名
      栁田直美・宇佐美洋
    • 学会等名
      『「評価」を持って街に出よう』出版記念シンポジウム
    • 発表場所
      東京大学駒場キャンパス(東京都目黒区)
    • 年月日
      2016-01-10
  • [学会発表] 話し合いを分析する:FishWatchrによる評価の集約と可視化2016

    • 著者名/発表者名
      森篤嗣・山口昌也・栁田直美・俵山雄司
    • 学会等名
      『「評価」を持って街に出よう』出版記念シンポジウム
    • 発表場所
      東京大学駒場キャンパス(東京都目黒区)
    • 年月日
      2016-01-10
  • [学会発表] 可視化してみよう!私の教育観の形成と変容2016

    • 著者名/発表者名
      文野峯子・野原ゆかり・李奎台・道端輝子
    • 学会等名
      『「評価」を持って街に出よう』出版記念シンポジウム
    • 発表場所
      東京大学駒場キャンパス(東京都目黒区)
    • 年月日
      2016-01-10
  • [学会発表] 言語変種への評価がもたらすもの2016

    • 著者名/発表者名
      鑓水兼貴・福永由佳・三井はるみ・宇佐美洋
    • 学会等名
      『「評価」を持って街に出よう』出版記念シンポジウム
    • 発表場所
      東京大学駒場キャンパス(東京都目黒区)
    • 年月日
      2016-01-10
  • [学会発表] 会話における「やさしい日本語」を見つめ直す:何をし,何を学習し,どう評価されているのか2015

    • 著者名/発表者名
      栁田直美
    • 学会等名
      北海道日本語教育ネットワーク 研修会
    • 発表場所
      エルプラザ4階 大研修室(北海道札幌市)
    • 年月日
      2015-11-01
    • 招待講演
  • [学会発表] 「話し合い」を評価する―よりよい合意形成のために2015

    • 著者名/発表者名
      栁田直美(協力:森本郁代)
    • 学会等名
      日本語教育学会2015年度夏季集中研修ワークショップ―“評価価値観”“会話力”をとらえ直す―
    • 発表場所
      東京大学駒場キャンパス(東京都目黒区)
    • 年月日
      2015-08-09
    • 招待講演
  • [学会発表] 生きることの問い直しとしての「評価」―自己と他者を知るための手がかりとして―2015

    • 著者名/発表者名
      宇佐美洋
    • 学会等名
      日本言語文化研究会 第11回コロキアム 日本言語文化研究会(政策研究大学院大学・国際交流基金日本語国際センター)
    • 発表場所
      政策研究大学院大学(東京都港区)
    • 年月日
      2015-07-08
    • 招待講演
  • [学会発表] 母語話者の「説明」に対する非母語話者の評価-中級学習者と上級学習者の比較-2015

    • 著者名/発表者名
      栁田直美
    • 学会等名
      2015 年度日本語教育学会研究集会 第4回北海道地区
    • 発表場所
      北海道教育大学函館校(北海道函館市)
    • 年月日
      2015-07-04
  • [図書] 「評価」を持って街に出よう:「教えたこと・学んだことの評価」という発想を超えて2016

    • 著者名/発表者名
      宇佐美洋・森本郁代・栁田直美・文野峯子・金田智子・林さと子・李奎台・工藤育子他(全27名)
    • 総ページ数
      359
    • 出版者
      くろしお出版
  • [備考] 「『評価』を持って街に出よう」プロジェクト

    • URL

      https://www.facebook.com/EvaInDailyLife/

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公開日: 2017-01-06  

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