研究課題
基盤研究(B)
表象言語である日本語と英語を操る日英バイリンガルの言語使用が、アルファベット言語バイリンガル対象研究成果に敷衍できるかどうかを、言語面と脳賦活面(fNIRSデータ使用)の両面から調査した。4視点から15研究を実施した結果、出生前から2言語接触開始の国際結婚家庭のバイリンガルは2言語ともブローカ野で経済的に処理できており、右脳はナラティブ時の構成力や想像力等に効果的に活用している事が判明した。また、研究ツールとしてのfNIRS機器にはデータ収集時の被験者の言語環境を敏感に反映する特性があることも判明し、脳イメージングデータはあくまで言語資料の副次的資料として取り扱う必要性が確認された。
心理言語学