研究課題
1.関連史料の所蔵状況に関する調査及び収集と研究会の開催・・・研究代表者と分担者それぞれの個別の史料調査を、中国をはじめとする海外及び国内で行った。研究会は、2015年4月26日、6月13日、7月18日、2016年3月12日の4回開催し、研究の進捗状況の確認と各自のテーマの報告を行った。2.国際シンポジウムの開催・・・2015年10月3~4日に奈良大学で、戦時上海の文化・文学活動を研究している、関西の中日文化協会と共催で国際シンポジウム(「戦時上海におけるメディアーー文化的ポリティクスの視座からーー」)を公開開催した。国内研究者のみならず、中国・上海の3人の研究者(陳祖恩東華大学教授、徐静波復旦大学教授、馬軍上海社会科学院歴史研究所研究員)も招聘して報告を行い、3年にわたる研究を集約すると同時に、併せて今後の研究の方向性についても議論した。3.論文集と雑誌『アジア遊学』特集号刊行の計画・・・2のシンポジウムの成果が、高綱博文・石川照子・竹松良明・大橋毅彦編『戦時上海のメディアーー文化的ポリティクスの視座からーー』という論文集として、研文出版から2016年7月に刊行されることが決定しており、3年間の研究の成果を広く世に問う事が期待できる。さらに、論文集だけでは収まり切らない多彩なテーマが、この3年間の研究成果として出現しているという現状を勘案して、雑誌『アジア遊学』に「戦時・上海・グレーゾーンーー抵抗と協力のはざまでーー」という特集を組み、勉誠出版から2016年12月に刊行されることが決定している。なお、同誌に掲載予定の論文に関して、2016年5月7日に「戦時・上海・グレーゾーンーー抵抗と協力のはざまでーー」というワークショップを公開開催した。4.ホームページの運営・・・国内外で調査・収集した史料のホームページでの公開を通して、情報の共有と発信を行っている。
27年度が最終年度であるため、記入しない。
本科研費関係において調査・収集した資料の公開と、情報の共有を行っている。
すべて 2016 2015 その他
すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (8件) 図書 (4件) 備考 (1件) 学会・シンポジウム開催 (1件)
史林
巻: 2016-1 ページ: 1-8
キリスト教文化
巻: 5 ページ: 42-53
日本文藝研究
巻: 67-1 ページ: 1-26
史潮
巻: 78 ページ: 25-43
大阪大学歴史教育研究会他編『史学会125周年リレーシンポジウム1 教育が開く新しい歴史学』
巻: 無 ページ: 86-103
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