研究課題
交付申請書に示したとおり、当初から研究成果の公開を念頭に計画していた学会・シンポジウムを準備・実施した。詳細は以下の通り。1)ドイツ現代史学会第40回大会を、2017年9月23日(土)・24日(日)の2日間にわたり、共立女子大学神田一ツ橋キャンパスにおいて開催。2)23日午後:ドイツから招聘した感情史研究の旗手ウーテ・フレーヴェルト教授(マクス・プランク教育研究所所長)による公開講演「屈辱の政治―近代史における恥と恥をかかせること」(英語)。3)24日午後:公開シンポジウム「感情史の射程ー日独事例研究からー」(科研代表者・森田直子(司会・主旨説明)、科研分担者・小野寺拓也(報告「ナチ体制と「感情政治」ー第二次大戦下のクリスマスを例にー」、科研分担者・平山昇(報告「「体験」と「気分」の共同体ー20世紀前半の伊勢神宮参拝ツーリズムを事例にー」)。4)25日午前:フレーヴェルト教授と科研メンバーのワークショップ(ドイツ語):日本語で行った前日のシンポジウム報告およびコメントの紹介を交えつつ、感情史全般に関する自由かつ密度の濃い意見交換。学会は2日間で80名以上が参加し、感情史研究への関心の高さを伺えるとともに、その学術的魅力のアピールに寄与できたと言えるだろう。また、学会の場で、フレーヴェルト教授の講演およびシンポジウムの報告をそれぞれ原稿化し、まとめて雑誌に発表する話がまとまり、本科研費研究成果のさらなる社会的還元への道筋がつけられた。
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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立正大学文学部論叢
巻: 141 ページ: 57-76
史学雑誌
巻: 126-5 ページ: 6-10
ジェンダー史学
巻: 13 ページ: 119-122
歴史学研究
巻: 966 ページ: 57-60
ゲシヒテ
巻: 10 ページ: 17-29
立正大学人文科学研究所年報
巻: 54 ページ: 1-15
現代史研究
巻: 63 ページ: 29-36