| 研究課題/領域番号 |
25285017
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| 研究機関 | 愛媛大学 |
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研究代表者 |
鈴木 静 愛媛大学, 法文学部, 准教授 (80335885)
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| 研究分担者 |
中川 恵子(末永恵子) 福島県立医科大学, 医学部, 講師 (10315658)
棟居 徳子 金沢大学, 法学系, 准教授 (50449526)
西山 勝夫 滋賀医科大学, 医学部, 名誉教授 (60077691)
土屋 貴志 大阪市立大学, 文学研究科, 准教授 (90264788)
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| 研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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| キーワード | 患者の権利 |
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| 研究実績の概要 |
本研究目標は、国際的視点を持ち人権保障の観点から、日本における感染症政策についての法制度の多角的な検討である。この目標を達成するため、申請書において、本研究課題を３つの側面にわけ、達成目標と分担を明確にすることをあげた。それぞれ重複する部分もあることを前提にしつつ、本年度は、主に以下の研究成果を出すことができた。主要なもののみを挙げる。詳細については、研究業績を参照のこと。
第一に、国連およびWHOを中心にした健康権に関する研究に関しては、棟居が健康権の視点から国際的視野に立ち執筆した“The Right to Health: A Multi-Country Study of Law, Policy and Practice”が公刊された。
第三に、感染症対策における政策形成過程と患者の権利に関する研究では、研究協力者の井上が専門誌にて「ハンセン病政策と人権」連載を行っている（2015年度継続予定）。また、研究代表者の鈴木はじめ研究分担者が、関連テーマにつき学会報告等を継続的に行った。
第二に、アジアにおける感染症政策形成しおよび患者の人権侵害に関する研究については、西山を中心に、科研採択前から継続して行ってきた研究成果を『戦争と医学』として公刊した。同著では、日本におけるハンセン病政策の特徴について言及している。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本年度においては、当該テーマに関する社会的背景や、国別の差異などから多面的な方向から調査研究を実施し、理論的基盤を固めるための研究を遂行することができ、おおむね順調に進展した。
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| 今後の研究の推進方策 |
最終年度である2015年は、各自の問題意識を共有しながらこれまでの研究成果について公表するべく、各分野における研究成果と今後の課題についてまとめる。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
2014年度に予定していた文献入手が遅れた。
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| 次年度使用額の使用計画 |
2015年に文献を購入する予定である。
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