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2016 年度 実績報告書

中国とインドの社会経済的重層性と技術・技能の高度化:後発超大国のイノベーション

研究課題

研究課題/領域番号 25285086
研究機関龍谷大学

研究代表者

大原 盛樹  龍谷大学, 経済学部, 准教授 (50401443)

研究分担者 加藤 篤史  早稲田大学, アジア太平洋研究科, 教授 (00286923)
岡田 亜弥  名古屋大学, 国際開発研究科, 教授 (00313982)
木村 公一朗  独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所, その他部局等, 研究員 (10466071)
伊藤 亜聖  東京大学, 社会科学研究所, 講師 (60636885)
加藤 弘之  神戸大学, 経済学研究科(研究院), 教授 (70152741)
日置 史郎  東北大学, 経済学研究科(研究院), 教授 (80312528)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2017-03-31
キーワード中国 / インド / イノベーション / 需要 / 消費 / 技能選択
研究実績の概要

2016年度は最終年度として、それまでの3年間で見つかった新しい課題を進めるとともに、最終的な成果をまとめることに努めた。中印両国でイノベーションを促進し、両国のイノベーションの質を異なるものにする最大の要因としての国内需要の分析を本格的に行うべきだ、という観点から、消費者へのアンケート調査を行った。
前年までに行った企業調査と購入したデータ(自動車市場サンプルデータ)で得た知見を、労働者の技能および消費者の技術選択という側面から検証しようとした。技能については、イノベーションを支える主要な主体として技能労働者の技能選択が、中印両国の労働市場の流動性と社会的な保護とどのように関わっているかを検証しようとした。また消費者については、中国とインドの最大の特色である巨大な国内消費市場の階層性とそれによる技術選択の違いを検証しようとした。中国で様々な技術レベルの企業が旺盛に参入する条件として、彼らの製品を求める多様な国内市場が存在すると考えられる。実際に中国の各レベルの都市および農村の消費者に属性と価値観に違いがあり、それが彼らの製品技術の選択にどのような影響を与えているのかを検証しようとした。以上の二つの研究課題について、中国の北京、山東省、江蘇省でアンケート調査を実施した。現在、最終成果物のとりまとめを行っている段階である。
あわせてインドでセミナーを実施し、海外の共同研究者との成果の共有を行った。

現在までの達成度 (段落)

28年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

28年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2017 2016 その他

すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (3件) (うちオープンアクセス 2件)

  • [国際共同研究] Madras Institute of Development Studies/Indian Institute of Management, Banga(インド)

    • 国名
      インド
    • 外国機関名
      Madras Institute of Development Studies/Indian Institute of Management, Banga
  • [国際共同研究] 中国社会科学院工業経済研究所(中国)

    • 国名
      中国
    • 外国機関名
      中国社会科学院工業経済研究所
  • [雑誌論文] 書評 伊藤亜聖著『現代中国の産業集積 「世界の工場」とボトムアップ型経済発展』2017

    • 著者名/発表者名
      大原盛樹
    • 雑誌名

      アジア経済

      巻: 58巻1号 ページ: 112-116

    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 書評 Koichiro Kimura, The Growth of Chinese Electronics Firms: Globalization and Organizations2017

    • 著者名/発表者名
      大原盛樹
    • 雑誌名

      中国経済研究

      巻: 13巻2号 ページ: 72-79

    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 中国の自動車解体産業に見るフォーマル部門のインフォーマリティと地方政府の関与2016

    • 著者名/発表者名
      大原盛樹、呂苑渓
    • 雑誌名

      龍谷大学社会科学研究年報

      巻: 46号 ページ: 155-176

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公開日: 2018-01-16  

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