研究課題
基盤研究(B)
世代重複モデルを用いて、平均寿命の延伸などの人口動態の変化によって出生行動や消費―貯蓄行動がどのように影響を受けるかを様々な角度から分析した。また、それらの個人の行動に対する年金制度の変更・改革がどのような影響を及ぼしうるかを分析した。平均寿命の延伸が公的債務残高を増加させる可能性や、賦課年金の一律給付への移行が出生率を上昇させる可能性が示された。さらに、賦課年金の給付開始年齢の引き上げが経済成長率や個人の経済厚生にプラスの影響を及ぼしうることが示された。
公共経済学 マクロ経済学