研究課題/領域番号 |
25285098
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研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
小川 英治 一橋大学, 大学院商学研究科, 教授 (80185503)
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研究分担者 |
高岡 浩一郎 一橋大学, 大学院商学研究科, 教授 (50272662)
中村 恒 一橋大学, 大学院商学研究科, 准教授 (80418649)
高見澤 秀幸 一橋大学, 大学院商学研究科, 准教授 (60361854)
小林 健太 一橋大学, 大学院商学研究科, 准教授 (60432902)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 世界金融危機 / 国際金融 / 数理ファイナンス |
研究実績の概要 |
2000年代半ばまでの20年間に世界金融市場は様々な金融危機を経験したなか、CDS等の信用デリバティブの市場が急速に発展して、市場の流動性が大きく改善しデフォルトや流動性不足に伴う金融リスクや金融危機を排除することに成功したかのように思われた。しかし、2007年以後、サブプライム危機やリーマン・ショックが契機となり世界金融危機が生じると、金融市場が依然として信用問題や流動性問題に対し脆弱であることが露呈された。 一般に、金利・為替相場は、マクロ金融論上は、投資家や中央銀行にとって将来の金融環境や景気動向に関する重要な市場期待情報を提供し、また、数理ファイナンス論上は、債券商品や金利連動型の金融派生商品の価値評価に直接影響するばかりでなく、投資費用として全ての金融商品の価値評価に影響する。さらに国際金融に目を向ければ、各国間の金利動向の相違は為替相場や通貨オプション市場を通じ実体経済やファイナンスへの影響を増幅させる。したがってグローバル金融危機発生後の新しい金利・為替評価モデルの開発は金融経済における最優先の急務である。 本研究は、これらの問題意識をもって、マクロ金融分野とミクロ金融分野の両方にわたって、世界金融危機以降の金融市場及び金融セクターや金融政策・通貨政策の構造的変化を考察し、そこから政策的含意を導出した。実際に、この研究の成果は2015年6月に科研費コンファレンスを開催して発表され、さらに、小川英治編著『世界金融危機と金利・為替 - 通貨・金融への影響と評価手法の再構築』として、2016年3月30日に東京大学出版会より出版され、社会一般に広く発信された。
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現在までの達成度 (段落) |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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次年度使用額が生じた理由 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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次年度使用額の使用計画 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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