研究課題/領域番号 |
25285127
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研究機関 | 関西学院大学 |
研究代表者 |
岡田 克彦 関西学院大学, 経営戦略研究科, 教授 (90411793)
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研究分担者 |
加藤 直樹 関西学院大学, 理工学部, 教授 (40145826)
羽室 行信 関西学院大学, 経営戦略研究科, 准教授 (90268235)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | ニュース / ビッグデータ / 投資家心理 / センチメント / マーケット / 並列処理 / アノマリー / 行動ファイナンス |
研究実績の概要 |
本年度は以下の作業を完成させ、総まとめを行った。 (1)大規模ニュース記事データベース及び全上場企業についての構築:金融情報ベンダーが提供する過去 10 年分の日本語ニュース(570 万記事、3千万文章)及び、過去5年分の掲示板などのソーシャルデータ、過去 1 年分の企業ホームページへのアクセスデータ等をデータベース化した。 (2)評価表現辞書の構築・整備:570万のニュースからセンチメントの形成に影響を与えると考えられる極性付き評価表現辞書を、評価表現候補中から選択し構築した。 (3)大規模テータ処理技術の開発: 定型化されたデータを高速に処理するために、テキストデータ処理システムを改良した。これまで開発してきたKGMOD(http://kgmod.jp/)を改良し、一般の PC でも数億行ギガ単位のデータも効率的に扱うことができる体制を整え、 (1)及び(2)の部分で作業効率を大幅に改善した。 (4) (1)-(3)を活用し、証券アナリストの正の評価変動に際して、投資家センチメントが低い銘柄ほど大きな正の反応を示すことや、投資家が見過ごしている企業ほど業績サプライズに対して長期的に正の反応を示すなど、センチメントと株価の関連性について明らかにし、ハーディングの存在を確認した。 (5) (1)-(3)を活用し、マーケットの雰囲気やムード(センチメント)を指標化したものを用いて、時系列での市場センチメントの変化と株価収益率の変化を可視化した。また、(4)の成果にもセンチメント指数を用いている。この研究成果については、他の研究者の利用に資するために www.nysol.jp において公開している。
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現在までの達成度 (段落) |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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次年度使用額が生じた理由 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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次年度使用額の使用計画 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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