連環型サステナビリティ会計の構築と展開

2015 年度 実績報告書

• 研究課題/領域番号: 25285137
• 研究機関: 横浜国立大学
• 研究代表者: 八木 裕之 横浜国立大学, 国際社会科学研究院, 教授 (60210217)
• 研究分担者: 長谷川 直哉 法政大学, 人間環境学部, 教授 (50432159) ; 千葉 貴律 明治大学, 経営学部, 教授 (30309637) ; 植田 敦紀 専修大学, 商学部, 准教授 (50591575) ; 小形 健介 長崎県立大学, 経済学部, 教授 (20347694) ; 小川 哲彦 佐賀大学, 経済学部, 准教授 (20363418) ; 井上 定子 流通科学大学, 商学部, 教授 (50388857) ; 大森 明 横浜国立大学, その他の研究科, 教授 (00340141) ; 丸山 佳久 中央大学, 経済学部, 教授 (10342312) ; 金藤 正直 法政大学, 人間環境学部, 准教授 (10451478) ; 木村 晃久 横浜国立大学, その他の研究科, 准教授 (80585753)
• 研究期間 (年度): 2013-04-01 – 2016-03-31
• キーワード: サステナビリティ会計 / サステナビリティ戦略 / 環境会計 / 統合報告 / バリューチェーン

研究実績の概要

本研究は以下のA）～C）の研究を実施する。A)サステナビリティ会計・戦略に関連する国内外の研究、企業実践、ガイドラインの動向・実態調査。B)サステナビリティ会計・ガイドライン、サステナビリティ戦略などの形成プロセスおよびこれらの効果・影響に関するネットワーク分析と実証研究。C)A)とB)の分析に基づくサステナビリティ報告会計とサステナビリティ管理会計および両者をリンクさせた連環型サステナビリティ会計モデルの構築およびケーススタディ、国際比較研究、産学共同研究を通したその有効性の検証。
平成27年度は、A)については、サステナビリティ会計・戦略に関連する国内外の主要研究論文に関するデータベース構築を引き実施し、先進研究のヒアリング（A-CSEAR2015など）、先進企業実践調査（フジゼロックス、オムロン太陽、新日鉄住金、キリン、ファンケルなど）、自治体・地域への適用可能性調査（遠野市、南足柄市、葛巻町など）を実施した。B)については、ガイドライン設定機関（GRI、IIRCなど）に関するネットワーク分析に基づく比較研究の成果をEMAN-EU研究年報に投稿し、日経225の企業を対象とした統合報告の実態調査と同調査をもとに分析した統合報告開示レベルと資本コストに関する実証分析を行った。C)については、統合報告、サステナビリティ報告、サステナビリティン戦略、サステナビリティバランススコアカードなどを基礎概念としてサステナビリティ報告とサステナビリティマネジメントが融合した会計モデルを構築し、実務家、専門家、海外研究者との意見交換によって同モデルのブラッシュアップを行った。

現在までの達成度 (段落)

27年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

27年度が最終年度であるため、記入しない。

次年度使用額が生じた理由

27年度が最終年度であるため、記入しない。

次年度使用額の使用計画

27年度が最終年度であるため、記入しない。

研究成果

• [国際共同研究] 中南大学商学院(中国)
  • 国名: 中国
  • 外国機関名: 中南大学商学院
• [雑誌論文] 原発による土壌汚染の会計～土壌を基礎とした持続可能な開発～ (2016)
  • 著者名/発表者名: 植田敦紀
  • 雑誌名: 産業経理 巻: 75巻4号 ページ: 81-94
  • 謝辞記載あり
• [雑誌論文] 日本におけるサステナビリティ情報開示と会計情報 (2015)
  • 著者名/発表者名: 八木裕之
  • 雑誌名: 横浜国際社会科学研究 巻: 20巻 1・2号 ページ: 1-12
  • 謝辞記載あり
• [雑誌論文] カーボン会計マトリクスの構想と展開 (2015)
  • 著者名/発表者名: 八木裕之・馬場文雄・大森明
  • 雑誌名: 横浜経営研究 巻: 36巻1号 ページ: 1-21
  • オープンアクセス / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] 国立大学法人における環境会計の課題－横浜国立大学のケースを中心にー (2015)
  • 著者名/発表者名: 大森明・八木裕之
  • 雑誌名: 横浜経営研究 巻: 36巻1号 ページ: 77-104
  • オープンアクセス / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] 財務会計とサステナビリティ会計の連環による価値創造ストーリー (2015)
  • 著者名/発表者名: 植田敦紀
  • 雑誌名: 會計 巻: 188巻4号 ページ: 420-432
  • 謝辞記載あり
• [雑誌論文] 水会計の展開と日本の水資源管理政策－オーストラリアの水会計制度を中心として－ (2015)
  • 著者名/発表者名: 大森明
  • 雑誌名: 會計 巻: 188巻6号 ページ: 71-85
  • 謝辞記載あり
• [雑誌論文] 食料産業クラスターマネジメントを支援するバランス・スコアカードの構想 (2015)
  • 著者名/発表者名: 金藤正直
  • 雑誌名: 産業経理 巻: 75-1 ページ: 53-63
  • 謝辞記載あり
• [雑誌論文] サステナビリティ・サプライチェーンを対象としたマネジメントシステムに関する研究 (2015)
  • 著者名/発表者名: 金藤正直
  • 雑誌名: 弘前大学経済研究 巻: 38巻 ページ: 54-76
  • 謝辞記載あり
• [学会発表] Voluntary Disclosure of Negative Information in Integrated Reports Issued by Japanese Companies (2015)
  • 著者名/発表者名: Metoki Takehiro, Akira Omori
  • 学会等名: 14th Australasian Centre on Social and Environmental Accounting Research Conference
  • 発表場所: Macquarie University
  • 年月日: 2015-12-11 – 2015-12-11
  • 国際学会
• [学会発表] メソ会計のモデル化と実証－岩手県紫波町の木質系バイオマス事業を事例として－ (2015)
  • 著者名/発表者名: 丸山佳久
  • 学会等名: 地方自治研究学会第32回全国大会
  • 発表場所: 沖縄国際大学
  • 年月日: 2015-05-19 – 2015-05-19
• [図書] 『企業家活動でたどるサステイナブル経営史－CSR経営の先駆者に学ぶ－』序章、第1章、第2章、第6章 (2016)
  • 著者名/発表者名: 長谷川直哉
  • 総ページ数: 222
  • 出版者: 文真堂