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2015 年度 実績報告書

全国代表サンプルによるストレス対処力SOCを規定する社会的要因に関する実証研究

研究課題

研究課題/領域番号 25285157
研究機関放送大学

研究代表者

戸ヶ里 泰典  放送大学, 教養学部, 准教授 (20509525)

研究分担者 山崎 喜比古  日本福祉大学, 社会福祉学部, 教授 (10174666)
中山 和弘  聖路加国際大学, 看護学部, 教授 (50222170)
横山 由香里  日本福祉大学, 社会福祉学部, 准教授 (40632633)
竹内 朋子  東京医療保健大学, 看護学部, 准教授 (70636167)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2017-03-31
キーワード健康生成論 / sense of coherence / 社会経済的地位 / 国際比較
研究実績の概要

本年度は以下3点の成果が見られた。
第1に研究目的のうち2つ目に相当する社会経済的地位および生育背景とSOCとの関係に関する分析が進み、SOCと社会経済的地位との関係がより明確になったほか、15歳時の心理的社会的家庭環境要因と成人後のSOCとの関係を明らかにするに至った。
第2に国際比較データセットの作成が行われた。英国UK Data ArchiveおよびカナダStatistics Canadamに対してデータ利用申請を行い、Health Education Population Survey(2001)およびNational Population Health Survey(1998、1999)とのデータの連結を実施しし、データセットを作成した。
第3に国際比較データを使用したデータ解析について一部検討を進めた。一つは社会経済的地位との関係の比較、もう1点はソーシャルキャピタルとの関係の比較についてである。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初の予定であったデータ解析について順調に進められているため。

今後の研究の推進方策

国際比較についての分析をより深化させていくことが必要である。
第1に社会経済的状況およびストレス状況とSOCとの関係に関する日英比較、第2にソーシャルキャピタルおよびソーシャルサポートとSOCとの関係に関する日英加3国間の比較、第3にSOCスコアそのものの国際比較と文化的要因に関する検討
の3点が挙げられる。

次年度使用額が生じた理由

データ分析について余地がある点、国際比較についてデータセットを作成した各国との比較だけでなく、データ連結不可能であるが、代表サンプル調査を実施した国における成果との比較についての検討の余地がある点の2点で、次年度に引き続き検討を進めることとしたため。

次年度使用額の使用計画

国際比較データの分析および公表、スコアの国際比較における作業、および公表において使用する。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2015

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件、 謝辞記載あり 3件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] 13項目7件法sense of coherence スケール日本語版の基準値の算出2015

    • 著者名/発表者名
      戸ヶ里泰典、山崎喜比古、中山和弘、横山由香里、米倉佑貴、竹内朋子,
    • 雑誌名

      日本公衆衛生雑誌

      巻: 62 ページ: 232-237

    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] A Japanese version of the Pearlin and Schooler's Sense of Mastery Scale2015

    • 著者名/発表者名
      Taisuke Togari, Yuki Yonekura
    • 雑誌名

      Springer Plus

      巻: 4 ページ: 399

    • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] Application of the eight-item modified medical outcomes study social support survey in Japan: a national representative cross-sectional study2015

    • 著者名/発表者名
      Taisuke Togari, Yukari Yokoyama
    • 雑誌名

      Quality of Life Research

      巻: in press ページ: in press

    • DOI

      10.1007/s11136-015-1155-8

    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [学会発表] 15歳時の心理社会的家庭環境と成人期以降のsense of coherence~全国サンプルの一般住民調査より2015

    • 著者名/発表者名
      戸ヶ里泰典、山崎喜比古、中山和弘、竹内朋子、米倉佑貴
    • 学会等名
      第35回日本看護科学学会学術集会
    • 発表場所
      広島
    • 年月日
      2015-12-06
  • [学会発表] 日本人成人のライフステージ別にみたSOCとその関連要因2015

    • 著者名/発表者名
      戸ヶ里泰典
    • 学会等名
      第74回日本公衆衛生学会総会
    • 発表場所
      長崎
    • 年月日
      2015-11-05
  • [学会発表] Sense of coherenceを規定する社会的要因の検討〜全国代表サンプル調査データより2015

    • 著者名/発表者名
      戸ヶ里泰典、山崎喜比古、中山和弘、米倉佑貴、横山由香里、竹内朋子
    • 学会等名
      第24回日本健康教育学会学術大会
    • 発表場所
      前橋
    • 年月日
      2015-07-05

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公開日: 2017-01-06  

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