研究課題/領域番号 |
25285214
|
研究機関 | 奈良教育大学 |
研究代表者 |
生田 周二 奈良教育大学, 教育学部, 教授 (00212746)
|
研究分担者 |
宮崎 隆志 北海道大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (10190761)
上野 景三 佐賀大学, 文化教育学部, 教授 (30193824)
石井山 竜平 東北大学, 教育学研究科(研究院), 准教授 (30304702)
立柳 聡 福島県立医科大学, 看護学部, 講師 (40315669)
川野 麻衣子 奈良教育大学, 教育学部, 講師 (50626299)
大串 隆吉 首都大学東京, 都市教養学部, 名誉教授 (70086932)
藤田 美佳 奈良教育大学, 教育学部, 准教授 (90449364)
|
研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
|
キーワード | 社会教育 / 子ども・若者支援 / 専門職養成 / 自立支援 |
研究実績の概要 |
I 子ども・若者支援に関わる現状・課題分析に関わって、下記の取り組みを実施した。 a)日本の子ども・若者支援の自立の定義・枠組みと支援システムについて暫定的整理、b)子ども・若者支援関係施設(学童保育)職員の専門性の整理、c)ユースワーク3団体による相互評価調査の結果分析 II 研修・養成カリキュラム編成・構築に関わっては、下記の取り組みを実施した。 d)研修・養成プログラムの枠組みの提案、e)テキスト作成検討、f)海外の養成課程・日本における看護・福祉系専門職の養成過程を踏まえつつ、子ども・若者支援専門職の研修・養成に向けた専門性と専門的能力(ナレッジ、スキル、マインド、センス)の視点の提示 上記の成果について、下記の通り公表した。 (1)日本社会教育学会での研究発表(6月および9月)、(2)協力三団体調査会議(1月)……さっぽろ青少年女性活動協会、よこはまユース、京都市ユースサービス協会、(3)シンポジウム「子ども・若者支援専門職を構想する」開催(2月)、(4)研究報告書 作成(3月)
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究の二領域(I. 子ども・若者支援に関わる現状・課題分析、II. 研修・養成カリキュラム編成・構築)における研究実施計画について、テキスト作成を除き達成することができた。なお、テキスト作成については、平成28年度具体化に向けた検討は進んだ。
|
今後の研究の推進方策 |
最終年度である平成28年度は、子ども・若者支援の状況分析を踏まえ、専門職研修・養成の枠組み構築のまとめを行う。また、得られた成果を取りまとめ、下記の点で成果の発表を行う。 ・子ども・若者支援の原理……「自立の4側面」に基づく支援の原理、支援システムのあり方 ・専門職の専門性ならびにコンピテンシー(資質能力)基準 ・専門性の検討を踏まえた研修テキスト・プログラム作成 ・日本における専門職研修・養成の具体化に向けてのロードマップ
|
次年度使用額が生じた理由 |
研究員が健康上の理由で6月に退職し、10月まで補充することができなかったことにより、当初予定していた人件費に剰余が生じたためである。
|
次年度使用額の使用計画 |
最終年度の事業実施にあたり、研修テキスト作成などの打ち合わせ等に要する旅費が多く見込まれるため、それに繰り入れる予定である。
|