研究課題
基盤研究(B)
本研究の成果は、(1)日本の学校マネジメントに関する調査からは意外なことに学校に予算権限を拡大した先進自治体では、予算額に関わらず学校は予算不足を認識するケースは50%未満であり、学校への予算や執行権限の拡大は経費不足認識を改善する傾向にあることを明らかにした点である。(2)イギリス・オーストラリアにおい児童生徒数と社会経済的背景に重点を置いた予算配分が行われており、政府によるパフォーマンス管理を除いては、学校に予算・財務上のマネジメント権限が大幅に委譲されており日本への示唆が大きいことも明らかとなった。
教育行政学