研究課題
基盤研究(B)
白金単結晶面は、原子的に定義された再現性が担保される表面であると言える。一方、多結晶面は、ステップ密度が定義されず、面の表面状態が、完全に定義されているとは言えない。水素電極反応が、水素ナノ気泡の存在により不均一な反応であるとすると、ナノ気泡密度は、多結晶面では揺らぎ、電極電位の再現性が担保されない。ナノ水素気泡捕獲に対する白金黒電極の振る舞いが、単結晶と同じである事実は、白金黒を用いることによって、白金単結晶と同様な電位の再現性が担保されることを意味する。
物理化学