研究課題
環境への負荷が少ないグリーン触媒の開発は、エネルギー問題や環境問題を克服するための最重要課題の一つである。これまでにPd-Ni-Pアモルファス微粒子の作製や、この微粒子を核としてこれを白金でコーティングしたPd-Ni-P@Ptタイプのコアシェル型微粒子触媒の開発に成功している。今回コアとしてPd-P微粒子を用い、これを白金でコーティングしたPd-P@Ptタイプのコアシェル型微粒子を開発した。本材料はTEM、エネルギー分散型X線装置によるラインスキャン分析、ICP-MS、XPS等による構造解析を行い、そのコアシェル構造を確認した。次に本材料をギ酸分解反応の電極触媒として利用した。通常本反応はPd微粒子が優れた電極触媒として知られているが、耐久性が低いことが問題となっていた。これに対し本材料は高い活性と耐久性を有する優れた触媒として機能することを見出した。
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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