結晶材料組織解析のための電子線トモグラフィー技術の高度化

2015 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 25286027
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 一部基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: ナノ材料工学
• 研究機関: 九州大学
• 研究代表者: 波多 聡 九州大学, 総合理工学研究科(研究院), 教授 (60264107)
• 研究協力者: 吉本 健朗 九州大学, 大学院総合理工学府, 修士課程 ; 清水 真 九州大学, 大学院総合理工学府, 修士課程 ; 秋吉 竜太郎 九州大学, 大学院総合理工学府, 博士課程 ; 嶋田 雄介 東北大学, 金属材料研究所, 助教 ; 光原 昌寿 九州大学, 大学院総合理工学研究院, 准教授 ; 池田 賢一 北海道大学, 大学院工学研究院, 准教授 ; 中島 英治 九州大学, 大学院総合理工学研究院, 教授 ; 村山 光宏 バージニア工科大学, 材料工学科, 准教授 ; 株式会社メルビル・技術部
• 研究期間 (年度): 2013-04-01 – 2016-03-31
• キーワード: 電子顕微鏡 / ３次元 / 電子線トモグラフィー / 磁性 / 試料ホルダー / 転位

研究成果の概要

透過電子顕微鏡（TEM）により結晶の内部ナノ構造を３次元観察するための試料ホルダーシステムおよびソフトウェアを開発した。さらに、強磁性を有する材料について非磁性材料と同様に３次元観察を行う手法を開発した。これらの成果により、多結晶試料中の転位（線状の結晶格子欠陥）などを電子線トモグラフィーにより３次元観察する技術が大きく進歩するとともに、これまで不可能と考えられてきた鉄鋼材料など強磁性体の３次元ナノ構造観察が可能となった。

自由記述の分野

電子顕微鏡、金属材料