研究課題/領域番号 |
25287107
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研究機関 | 長岡技術科学大学 |
研究代表者 |
藤井 修治 長岡技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (40401781)
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研究分担者 |
好村 滋行 首都大学東京, 理工学研究科, 准教授 (90234715)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 構造レオロジー / 欠陥ダイナミクス / 非平衡構造転移 / リン脂質 / ブルー相 / マイクロレオロジー / 細胞核 |
研究実績の概要 |
コレステリック・ブルー相のレオロジー:コレステリック・ブルー相は、二重ねじれ螺旋構造をもつシリンダーが三次元的に積層したキュービック相の一種である。シリンダー間には転傾が形成され、それが3次元的ネットワーク構造をもつことから、この系のレオロジーは欠陥ダイナミクスをもとに議論できる可能性がある。申請者は、ブルー相Iについて、集中的にレオロジー測定を行った。その結果、ブルー相に強いせん断流動を印加すると、転傾の再配列によりコレステリック相へと構造が転移することを示唆するデータを得た。このことは、欠陥ダイナミクスが、キュービック相のレオロジーにおいても本質的な役割を果たすことを示唆している。
リン脂質DMPGベシクル系のレオロジー:リン脂質DMPG分散系のレオロジーを詳細に調べた。この系は、脂質膜のゲル/液晶転移より低温側と高温側でそれぞれ球状ベシクルを形成するが、転移温度付近では、球状ベシクル構造の開裂により新たな構造が形成される。以前、詳細に調べた流動下における動的な相図をもとに、Rheo-SAXS測定とレオロジー測定を行い、ベシクルの開裂後に平板型ミセル構造が形成されている可能性があることを示唆した。また、この平板型ミセルの分散系が、顕著な粘弾性特性を示すことも明らかにした。
細胞核のマイクロレオロジー:細胞核のダイナミクスを計測する手段として、生体プローブを利用したマイクロレオロジー法を確立した。従来、生細胞ダイナミクスの計測には人工物を 細胞内に埋め込む必要があり、それが細胞にストレスを与える原因になっていた。同手法では生体プローブを使用するため、ストレスの無いより自然な状態での計測が可能になった。プローブである蛋白質の運動の軌跡の軌跡より蛋白質の平均自乗変位を求め、一般化アインシュタインの関係式を適用することにより、細胞核内部の力学特性を求めることに成功した。
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現在までの達成度 (段落) |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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次年度使用額が生じた理由 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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次年度使用額の使用計画 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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