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弱い外部刺激により、人工的に水素イオン（プロトン）を、自然の流れに逆らって、一つの向きに輸送する「人工プロトンポンプ」を創成しその駆動原理を探求することは、人工物質の機能を高度に操るという学術的意義が大きい。このような「人工プロトンポンプ」現象の研究を、単結晶試料について行った。また、人工物質の機能を操る研究の一環として、ランタノイドイオンを含んで光る結晶の色を酸素分子の吸着により制御する研究を行うとともに、結晶性物質が小さな分子を包み込むように構造を変えて、気体分子を取り込む現象の研究を行った。
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