本研究では,単分散性に優れた磁性・半導体ナノ粒子と液晶性有機デンドロンとを共有結合的にハイブリッド化することにより,ナノ粒子をコアとした“液晶性有機無機ハイブリッドデンドリマー”を構築した.得られたハイブリッド材料について,その自己組織構造の相転移を誘起し,メタマテリアルとしての人工機能のON-OFFに繋がる材料開発を行った.その結果,CdSナノ粒子をコアとする“液晶性有機無機ハイブリッドデンドリマー”は自己組織構造由来の蛍光特性を示すことが明らかとなり,超格子構造の形成がメタマテリアル特性のON-OFF制御に極めて有益である事を見出すことができた.
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