平成27年度には,一昨年に試作した多数カメラユニットと,昨年度に試作した多数カメラユニットにトリガ信号を与えるタイミング制御回路を組み合わせて,動的物体の形状とひずみ分布を計測する実験に適用した.また,2方向に4個ずつカメラを配置し,それぞれ1組ずつ同期して4回撮影することで,高速度に三次元計測とひずみ分布計測ができるソフトウェアを構築した.また,その実験のために,物体の移動と同期してトリガ信号を発生させる光センサーユニットを試作した.これらを組み合わせることで,バウンドするゴムボールの表面の三次元形状とひずみ分布の計測を行うことができた.これにより超高速度計測システムの構築が確認できた.ただし,破壊現象などへの適用はまだできていない.これについては今後引き続き実験を行って行く.
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