偏光ホログラムの手法と光架橋性高分子液晶を使って液晶回折格子素子を作成する効率的かつ実際的な方法を提案した。光架橋性高分子液晶の面内配向は、光配向過程において、直線偏光紫外光の露光量に依存して制御できた。この配向特性を応用することで、90度TN配向や0度のプラナー配向を共に混在させた様々なタイプの液晶回折格子素子を、2枚の光架橋性高分子液晶を塗布した空のセルに一度の偏光干渉露光することで形成可能であることを実証した。 さらに本研究では、3光束、4光束での偏光干渉光を光架橋性高分子液晶を塗布した空の液晶セルに一度露光するだけで、複雑な配向パターン形成を実現できることも実証している。
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