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2015 年度 実績報告書

Si単一電子トランジスタを利用したバイオセンサー

研究課題

研究課題/領域番号 25289103
研究機関広島大学

研究代表者

中島 安理  広島大学, ナノデバイス・バイオ融合科学研究所, 准教授 (70304459)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワードバイオセンサー
研究実績の概要

健康で快適な社会の形成のためのバイオ物質の高感度特異的検出技術として、Siナノワイヤチャネル電界効果トランジスタを用いたバイオセンサーの研究が注目を集めている。希薄濃度での信頼性の高いバイオ物質検出は、疾患の早期治療や広範囲の感染拡大阻止につながるため、より高感度なバイオセンサーの開発はなお重要な研究課題である。Si単一電子トランジスタは本質的に微小電荷の高感度検出が可能であり、この高感度バイオセンサーへの応用が期待できる。本研究では単一電子トランジスタによるバイオ検出技術を、実際の医療現場で使用される分子に適用し実用化への展開を図る事を目的としている。
本年度の研究実施計画においては、より高感度な単一電子トランジスタバイオセンサーを実現するため、Siドットのサイズ縮小を行い10nm以下のドットサイズを目指した。このために本年度はより高解像度の電子線露光技術の探索を行った。一般に、高解像度の電子線露光を行うためには、より薄いレジストを用いる事が有効である。しかしレジストの薄膜化はレジストのドライエッチング耐性を低下させるために限界がある。このトレードオフを解決するために、薄膜レジストにドライエッチング耐性のあるフィラーを混合する事を試みた。本年度は混合するフィラーの濃度と照射電子線のドーズ量と解像度の関係を調べた。
また本年度、現在までに得られたSi単一電子トランジスタを用いたバイオセンサーに関する結果やそのナノワイヤ電界効果トランジスタを用いたバイオセンサーとの比較を含めてレビュー論文を執筆した。

現在までの達成度 (段落)

27年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

27年度が最終年度であるため、記入しない。

次年度使用額が生じた理由

27年度が最終年度であるため、記入しない。

次年度使用額の使用計画

27年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2016 2015

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 2件、 招待講演 2件)

  • [雑誌論文] Application of Single-Electron Transistor to Biomolecule and Ion Sensors2016

    • 著者名/発表者名
      Anri Nakajima
    • 雑誌名

      Applied Sciences

      巻: 6 ページ: 94-1, 94-14

    • DOI

      10.3390/app6040094

    • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
  • [学会発表] Applications of Si nanoscale dot to memory and sensor devices2015

    • 著者名/発表者名
      Anri Nakajima
    • 学会等名
      EMN Meeting on Vacuum Electronics
    • 発表場所
      Las Vegas, NV, USA
    • 年月日
      2015-11-21 – 2015-11-24
    • 国際学会 / 招待講演
  • [学会発表] Biomolecule Sensing Based on a Single-electron Transistor2015

    • 著者名/発表者名
      Anri Nakajima
    • 学会等名
      EMN Phuket Meeting 2015 Energy Materials Nanotechnology
    • 発表場所
      Phuket, Thailand
    • 年月日
      2015-05-04 – 2015-05-07
    • 国際学会 / 招待講演

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公開日: 2017-01-06  

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