大気中に浮遊している生物起源のエアロゾル(バイオエアロゾル)の検出が可能な蛍光ライダー装置の開発を行った。 本装置の特徴は、UVレーザー照射時に発生する蛍光を日中においても検出できることである。そのため、検出時間を蛍光発光時間に同期する同期検出法を提案しその有効性を実験的に実証した。さらに、バイオエアロゾルの種類を判別するための蛍光データベースの作成を行った。 屋外実証実験として、植物葉内に含まれる微量成分のクロロフィル分子および光合成二次代謝分子の蛍光スぺルクトルの遠隔検出を行った。結果は、前者では650nm-750nm付近、後者では400-650nm付近の蛍光スペクトル検出に成功した。
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