研究課題
基盤研究(B)
流域スケールでの河川治水計画を可能とする新たなツール群の整備を実施し,これらのツールを用いた河川計画の有用性を例証した.既往の計画の問題点を具体的に指摘し,これらを克服するためのツールとして,洪水物理モデル,洪水経済モデル,洪水避難モデルの3つを新たに構築した.このうち,洪水物理モデルは計画の基盤となる部分であり,広域氾濫モデル,内水外水一体氾濫モデル,洪水局所流モデル,津波遡上モデルの4つから構成した.これらのツール群を種々のスケールの既往洪水に適用し,その有用性を例証した.また,研究成果の国内外への迅速な波及を図るため,成果の一部を汎用フリーソフトウエアの形で整備した.
水理学